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死神の浮力
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面白かったです!最後の爽快感たるや! 「死神の精度」の続編です。しかも前作とは異なり長編です。 その人間が死ぬべきか否かを判定する、ちょっと変な死神「千葉」。今回の監視対象は、娘を殺された夫婦。しかしその夫婦は、犯人への復讐を企んでいた……。 そもそもの背景が重苦しいうえに、本当に憎らしい登場人物もいて、「あーこれどうなるのー?もう最後は確定なのー?」って悶々としながら読み進めてしまいました。なのに最後はとてもいい感じ!どこか常識から外れている千葉の振る舞いとか、クールさとかも良いですね!前作のファンであればせひ!
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序盤の話への引きこまれっぷりが半端ない! 男が目を醒ますと、そこは見知らぬ土地の川沿いだった。病院で少しずつ記憶が戻るが、街を出ることはおろか、外部への連絡もできない。次第に周囲への不信感をつのらせた男は――。 男と周囲の人たちのギャップが、最初すんごい怖いんですよ。「もしかして狂っているのは自分なのか?」と思わせる感じ。それがずっと続いて、しかも意味がわからなくて……最後に「うおー!」ってなる感じ。 Amazonの評価は割れてますが、私は好きでした!衝撃を受けた! |
( ゚д゚)はい泣いたー!おじさん総武線で泣いたー! 物騒なタイトルにそぐわず、病気で余命いくばくもないクラスメイトと、他人に興味のない主人公との不思議な交流です。まーあれですね、ろじぱら読者に伝わる言い方をしますと、 「加奈 〜いもうと〜 で泣いた人は読んで」 ですね。伝わらないよ!いまの人にはまったく伝わらないよ!! セリフの言い回しなどはライトノベルっぽい雰囲気です。私は泣いたよ!泣けたよ!! |
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「このミス」2013年版8位の作品!動機やアリバイの面から、当人が容疑者になりにくいとされる交換殺人。その交換殺人を、なんと4人で回すという四重交換殺人がこの作品のテーマです。 冒頭、ターゲットを交換しあうシーンが非常にゾクゾクきましたね。殺人という重い罪を背負うなずなのに、どことなく軽い感じがにじみ出ていて。 そして、「とあること」から計画が徐々に綻んでいくんですが、その露見の仕方も面白いなぁ、と。楽しませていただきました! |
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主人公は、同じ日を9回ループしてしまうという、エンドレスエイトもびっくりの体質の持ち主。その主人公が、祖父の死に遭遇してしまいます。繰り返しの中で祖父の死を防ごうとしますが、どうしても防ぎきれないまま、ループの回数は残り少なくなっていき……。 記憶を残したまま同じ日をループする、という設定はかなり突飛に思えますが、それがうまーくミステリーに組み込まれていて、とても面白かったです!オチも、ああなるほど、と私は納得できるものでした! |
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さあ、問題作が来ましたよ。 「住みたい街ランキング」は有名ですが、この本はその逆。さまざまな視点から「住みたくない街」を基準にランキングされているのです! DQN率、NIMBY(忌避施設)、セレブ勘違い率、通勤地獄率、などなどの切り口から見る世界は、地元にいないとわからないものばかりで、正直、土地勘のない地方出身者としては、とても参考になります。 ランキングの他にも、各路線ごとの特徴も網羅されていて、これがまた参考になるんです。かつて東西線沿線に住んでいた身としては、「通勤死ぬ」というdisりっぷりに同意しかない 他にも、ドヤ街をまわり、バラック街をまわり、朝鮮学校の文化祭に入り……と首都圏のDEEPな部分が満載。すごく分厚いんです。これもまた面白い。 基本的に、自分の街がどうdisられているかを見て楽しめる人には超オススメでございます。引っ越す前の検討にも使えますよ!!
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数年前に話題になった本ですね。 16世紀。ピサロ率いるスペインの部隊が、インカ帝国を滅ぼしたのは、スペイン側に銃や馬があり、インカ側にヨーロッパの病原菌の耐性がなかったため、と言われています。 では、なぜ、インカ帝国が銃を発明し、船を作り、ヨーロッパに攻め入る、という世界にならなかったのか? ……という疑問から、食物や動物、また地理も含めて、ヨーロッパが先進国となった理由を紐解いていきます。
要するに、 最初の立地が大事 という、シヴィライゼーションが大好きなひとにはたまらないお話ですよ!!
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