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せちやん 星を聴く人
宇宙人探しのファンタジー小説かと思っていたらとんでもない。時として残酷なまでに現実的な物語でした。宇宙を軸とした物語、という感じではなく、主人公の人生を占める一番の要素が宇宙だった、という印象をうけました。「夏のロケット」のような爽快感はなかったなぁ……。
30歳すぎると、こういう物語から悲壮感を感じちゃうんですよね……。
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2連続で川端祐人モノ。面白かったです!
投資をしている人間なら誰しも一度は渇望する「相場を予想するソフト」を使い、マネーの世界を踏み出す三人の若者。そこは魑魅魍魎うずまく世界ですから、一筋縄ではいかないわけですよ!そのうち、ソフトが世界にもたらす意義について気付き始め、……。 主にFXのお話なのですが、平易に書かれているため読みやすかったです。三人が世界をいじくる様が痛快でした! |
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口コミを利用して香水の宣伝をするため、殺人鬼の噂を流布するプロモーションを実施する。ところがその噂どおりの殺人が発生し始める――。
ネットをやってる皆さんなら実感がおありでしょうが、口コミの制御って難しいんですよね。小説でもそのような記述がありますが、口コミを企業が操作していることがバレた場合、たいてい逆効果になってしまいます。 で、小説の中身ですが、明らかに読者の目をくらませるような仕掛けがあったり、最後の1行で「おおお!」と思わせるトリックがあったりと、なかなか面白かったです!小暮と名島のこれからがちょっと気になったりしてね。ああ、なんかオトナの恋って良いわねぇ(しみじみ) |
面白い!大して期待せずに読んだのですが、いい方向に裏切られました!
2001年から2003年まで、小説現代にて掲載された短編集を集めたものです(書き下ろしが1編あり)。タイトルどおり、いろんな「最後」に挑む人々が扱われています。借金、ホームレス、援助交際……。生活に窮する主人公が多く、それも本作品が書かれた時代を感じさせます。 どの短編も、すごく余韻の残る終わり方をするんですよ。単純なハッピーエンドなんてほとんど無くて、読み終わったあと「うっわー……」となっちゃう作品ばかりです。でも良かった!(≧▽≦) |
おおう、予想外に面白かった!
山田詠美氏の本は初めて読んだのですが、恋愛小説であるにもかかわらず、意外にすらすら読めました!図書館戦争を読んだときも感じたんですけど、女性の筆者が描く心理描写って、やっぱ男性とは一味違うなーって思うんですよ。その部分がすごく濃縮されているような作品です。あと5年経っても、こんなカッコイイ大人には成れなさそうだなぁ……。 |
春爛漫 私の枕に 毛が散乱
……ちょっとわかる……_| ̄|○ |
Amazonからリンクを張ろうとして、レビューを見て、この本の作者が「AIR」「CLANNAD」のシナリオライターだということを初めて知りました。
主人公はパソコン通信・BBS・探偵などを駆使し、失踪した知人を探していきます。レトロパソコンの世界が語られる部分ひとつとっても、筆者は相当なパソコンマニアであることがわかりますよ! そして最後は「ここで終わっちゃうの?!」という、すさまじい余韻の残し方をしてくれます。もやもやしますよー。続編があったら是非とも読んでみたいです。 |
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