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13階段
面白い!これはとても面白かったです!!
>犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。二人は、無実の男の命を救うことができるのか。 江戸川乱歩賞史上初、満場一致で受賞が決まった作品だそうです。その実力も読むとわかります。前科者の更生・犯罪者の家族・死刑制度・冤罪など、深い社会的テーマがごりごり絡んでくるんですよね。なのにスピード感が半端ない!死刑の執行が迫るにつれ、急いで読まないといけない気にすらさせられてきます。 これが新人の作品とは思えない、とてもとてもオススメの一冊です!(≧▽≦) |
すげー!高野和明すげー!!おもしれー!( ゚д゚) 中世の魔女裁判期に登場した殺人鬼「グレイヴディッガー(=墓堀人)」をまねた大量殺人事件が発生した。煮えたぎった浴槽に浮かぶ変死体。偶然にもそれを発見してしまった主人公・八神は、謎の集団に追われることになる。 今までの悪行をかえりみて挑もうとしている、人生初の人助け「骨髄提供」を全うするため、八神は逃げる。カルト集団や公安警察の手をかいくぐっての逃亡劇。はたして無事病院にたどり着けるのか…。 処女作で13階段をかまして、さすがにこれクラスの作品は……と思っていたのですが、軽々とレベルに届いてきましたね!面白かったね! 「骨髄移植」というタイムリミットがあるため、公安に捕まってもNG、カルト集団に捕まってももちろんNG、という味方が一切ない中での逃走劇はほんとしびれます。八神のふてぶてしさが光ってる! 13階段を読んでから、こちらの作品もぜひ読んでみてください! |
これも名作!!すごく面白いー!! 自費出版で利益を得ている丸栄社。大した才能がないのに自分は文才があると信じている人たちを、敏腕編集者・牛河原はおだて、なだめ、すかし、次々に自費出版の契約を取り付けていきます。 この出版を希望する連中の自意識が、もうちょっとこっちも身に覚えがある感じで痛いんですよ!世間から評価されてないにもかかわらず、自分は天才だと思い込み、それで現実を忘れようとしている感じがイタタタタタタ(悶絶 最初、悪者だと思っていた牛河原の評価が、ちょっとずつ変わっていくのも面白いんですよー!「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」でお馴染み、百田尚樹氏の作品です!おすすめです!(≧▽≦) |
どうしよう、最近アタリの本しか読んでない。面白かった……。 急死した父から送られてきた謎のメール。そのメールを受信した大学院生・古賀研人は、父の目的もわからぬまま、次第に追われる立場となっていく。 同時期。難病の息子の治療費を稼ぐため、傭兵のジョナサン・イエーガーは極秘任務を受け、コンゴのジャングルへと侵入する。その裏ではホワイトハウスの思惑があり……。
ほんと濃い。内容が濃くて驚きます。創薬部分の説明が多く、その部分だけは若干飛ばし気味にいきましたが、もーストーリの起伏や濃度が半端ないんです!ぜひともみなさんに読んでいただたいです!高野和明、ほんとすごい!(≧▽≦) |
( ゚д゚)高野和明ー!大好きだー!! 街中で突然、見ず知らずの男性に「6時間後に君は死ぬ」と告げられた美緒。まったく信じなかったが、男性の予言が当たるのを目の当たりにし、死ぬのを回避するために動き出す――。 「13階段」「ジェノサイド」と、ここのところ心を鷲掴みにされまくっている高野和明氏の短篇集。もうタイトルがずるいよ!「6時間後に君は死ぬ!」なんて! 表題よりも、一切芽の出ないシナリオライターを描いた「時の魔法使い」、ダンサーに憧れつつもオーディションに合格しない「ドールハウスのダンサー」などがお気に入りでしてね!未来が見える圭史と対比させるように、将来の見えない主人公の心境が痛いほど伝わるんですよ!素敵な短篇集でしたー!(≧▽≦) |
じんわりと染みる良作です!すてき!(≧▽≦) 一度だけ、死んだ人と再会できる。その噂を聞きつけて、さまざまな想いを抱いた人達が死者と面会します。彼らが死者に聞きたい事とは……? 「死んだ人と再会」という設定だけで、すでにじんわり来るわけですが。面会する方々の相談事がまたいろいろで、これもじんわりくるんですよ……。 かといってすべてがハッピーエンドではないんです。「親友の心得」はガツンと頭を殴られるような展開で、恐ろしく印象深いお話だったり。それも含めて人におすすめしやすい、素晴らしい作品でした! |
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