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傷物語
( ゚д゚) あれ?面白かった!
あまり期待せずにさらっと読んだら、結構ヒットでした! 高校生・阿良々木暦は、終業式の夜に吸血鬼を助けてしまう。春休みに繰り広げられる、化け物たちの物語――。 前作「化物語」のさらに前のお話です。化物語でほったらかされていた謎をしっかりと回収!んで吸血鬼も委員長も反則なまでに可愛い!さらに、西尾作品にありがちな「過剰なキャラ設定の押しつけ」もほとんどなく、本当に気楽に楽しく読めました!「化物語」から読むことをオススメします!(≧▽≦) |
刑法39条「心神喪失者の行為は罰しない」を中心に語られる物語。全編を通じて「迷い」と「やるせなさ」が漂っています。
中盤までのぐいぐい引きつける雰囲気は良かったのですが、後半、急に展開が変わった感じがしました。最終章が妙に忙しいというか、マンガでいう途中打ち切りというか。アレな人がアレになるのは良かったですけどね! |
本の取り寄せが間に合わなくて、図書館でたまたま手にとった本を読んでみたよシリーズ!(シリーズ?)
「20世紀最高の経営者」「経営の神様」と称されるジャック・ウェルチが、その経験と知識をもって読者からの質問に答えていきます。例えば、「面接で自分を売り込む方法を教えて」とか、「MBAって役に立つの?」とか。ビジネスの悩みってのは万国共通ですな! それに対する解答も明確かつフランクで、ビジネス書の割にはスイスイ読めました! |
日本人だけが地球に居残り、膨大な化学物質や産業廃棄物の処理に従事する近未来。それを指導するエリートへの近道は、「大東京学園」の卒業総代になることであった――。
恩田陸の描くSF脱出劇。言葉を選んで言うならば、「中二的発想をプロが料理するとこんなに面白くなる」ですよ。突飛な世界観もなぜか納得できてしまう文章力。さすがです! ただ、ラストのアレはどうなんだー!?私としてはもっとすっきりさせてほしかったです! |
藪春彦賞、吉川英治文学賞、日本推理作家協会賞をトリプル受賞した驚異の作品。その賞に恥じぬ、どっしりとした作品でした!
1961年、楽園と信じてアマゾンへ渡った移民たち。そこで待っていたものは、まるで耕作には適さない土地。約束されていた灌漑施設などなく、外務省への連絡はいっさい取れないまま、移民たちは奴隷に等しい生活を余儀なくされた――。 戦後最大の愚作「棄民政策」。その被害を受けた日系人の子孫が、外務省へ、日本へ復讐を果たそうとします。ブラジル移民のあまりに過酷な苦難をベースにした、非常に骨太な作品です。 |
ぱっと見て驚いたのは、この作者、ほとんど改行しない。したがってページが文字で埋め尽くされている!なのに読みやすいという不思議な作品でした。
可愛い表紙にだまされて読み始めると、これがまた、不思議なテイストなんですよねー。後味の悪さは乙一に通ずるものがあるんですが、それに加えて人生の教訓めいたものも含まれていて。すごく、すごく、表現しづらいです……。だけど熱中して読んじゃうんです……。 |
経済危機から内乱が勃発し、武力勢力・宗教・NGO・マフィアなどが入り乱れる混沌とした日本。生きるためには手段を選ばない子供らの人生が描かれています。
まず戦争の描写がすごく細かい!レイプや略奪がはびこる世界で、生きるために窃盗や売春をしなければならない孤児達。希望が何一つないのですよ!しかしながらしばらく読み進めていくうちに、その生々しさを読者が受け入れるようになります。 すごく淡々と、淡々と物語りが進行していきます。そして続編へ。読み切った後、あとがきで「作者逝去のため未完」であることを知りました。えー!!Σ( ̄□ ̄; |
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