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パラレルワールド・ラブストーリー
さすがは東野圭吾!面白かったです!
親友の彼女は、かつて一目惚れした相手だった。祝福と嫉妬がないまぜになる主人公―― ―― 一目惚れした彼女と同棲する主人公。彼女との生活になぜか違和感を感じ始めた頃、親友のことを思い出さなかったことに気づく。 記憶と真実の相違について扱った小説は数あれど、ここまで深みとスリルを持たせて書かれた作品はなかなかないですよ!途中途中に「おおっ!」と思わせるシーンもあり、大変楽しませていただきました!(≧▽≦) |
べりー、
ぐーっど!!( ゚д゚) 大手広告代理店を辞めた喜一は、勢いで中年プロデュース業を始める。依頼がなければ金がない、そして未来への夢もない。閉塞感にさいなまれる喜一の元へ、一件の依頼が届く――。 この「40歳」という世代のポジションが、とても上手く書かれているんですよ! ――うんざりするような状況のまま、人生の半分を折り返してしまった。もう40なのだ。仕事の先はまるで読めず、収入は期待できない。火傷するような恋愛も、急に女たちにモテることもないだろう。だらだらと際限なく続く先細りの人生である。 もうまさにこれ!喜一を頼ってくる依頼者は、みんな閉塞感に苛まれている中年なんですよ。それらの依頼をこなすことで、すこしずつ前途が開けてくる……。あああああ!世間のオジサマオバサマ達に読んでいただきたい!そして共感していただきたい! 例えるなら、すごくオシャレな「最強伝説 黒沢」ともいうべき作品です。オススメします!(≧▽≦) |
理系エッセンス満載の小説を書くことで評判の森博嗣が、パソコン専門誌に連載したエッセイをまとめたものです。タイトル「道具箱」の通り、森氏がよく使う道具について語っています。
これがまぁ、理系人間にはたまらない道具の数々でしてね!何が凄いってこの人、自分で旋盤を買って、自分の庭にスモールスケールの鉄道を造ってるのね。レールを造り、橋を造り、切り替え機をICから作成している。こういう趣味って憧れますわー。 小説のように頭を悩ませない、さらっと読めるエッセイ集でした。氏の小説の基盤を垣間見ることができます。 |
前作を読んでから、ちょっと間が空きました。書店に並んでいるのを発見して、続編が出ていることを知るという体たらくですよ……。
で、第三巻。最初は妖精さんとのほのぼの物語だったはずなのに、巻数を重ねるごとに、だんだんと難易度が上がってる気がします。今回はICOのような冒険話!廃墟ダンジョンをさまよう姿は、いつものゆるーい雰囲気は微塵も――すいません、所々にゆるポイントあります。 しかし最後の絵本はブラックですな!ロミオ節満開の作品でした! |
「読み応えは長編並、読みやすさは短編並」という、週刊新潮の別冊です。いろいろな小説家の書き下ろし短編が一冊で読めるという、面白い本です。
伊坂幸太郎、本多孝好など並み居る作者陣のなかで、あえて言わせていただきますが、
俺、有川浩の書く「嫌な人」が 本当に耐えられません_| ̄|○
もうね、なんなの!?人間の触れてほしくない部分を、有川浩ってガシガシ触ってくるんですよ!ほんときつい! Amazonの評価を見ても、有川浩一色ですよ。すごい作者だ……。 |
4巻は大きく2話が収録されており、どれも妖精さんの所行がメインとなっております。こういう空想話を書かせると、田中ロミオは強いですなー!
特に、妖精さんたちと建国する話が久しぶりのヒットです。「空を飛ぶ枝豆と、それを捕食する植物」あたりは、いろんな意味でぞくぞくきますね……。ほのぼのしていて、それでいてちょっと黒いところがあるのも相変わらずです。 |
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