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化物語(上・下)
久しぶりの西尾維新です。西尾維新の本って、ほんと好き嫌いが分かれるんですよね。
上巻の最初っから「おおう!」と思わせる展開があり、ストーリーにすごく触れづらいのでAmazonから引用ッ! ある日、阿良々木暦めがけて降って来た女の子、戦場ヶ原ひたぎには、体重というものがなかった!?新しい時代の、青春怪異譚。 ――というわけで、主人公・阿良々木がさまざまな「怪奇」に遭遇してしまう小説です。「怪奇」と言えども、そこは西尾維新。軽妙極まりない会話部分は、これぞライトノベルと言わしめるシロモノになっています。若干冗長気味なところもありましたが! で、私のお気に入りは神原駿河。スポーティで明るい変態エロ少女という、なんかもう色々持ちすぎてるなオマエ!というキャラに好感をもたれてる主人公ってのがね。なんかもう、ね! |
以前、どこかのホームページで読んで、「面白いなぁ」と思っていた本が文庫化されたので購入。
これは働いた経験のある人しか面白みがわからない本かもしれません。物事をちょっとひねた目線で見ちゃってる「悪魔の辞典」のビジネス版ですからね。 一例を列挙すると、
【昇給】 他人と比べなければ、一応幸せなもの。 【昇進】 「現在の職位では、無能さを露呈しなかった」ご褒美。 【ワーキングプア】 石川啄木の時代から起きているが、未だに解決しない問題。最近、悪化。
冒頭で「ひねた目線で見てる」と書きましたが、冷静に考えると、これが正しい見方かも。また学生の方にとっては、面倒なビジネス用語を楽しみながら覚えられる本として使えるかもしれません(多少意味を間違えて理解する恐れはあります) |
「斧を持った男がベッドの下に居た」といった類の、都市怪談を集めた本です。妖怪やら幽霊やらは出てこない半面、自宅の路地裏で起こっているような現実感がありますねー。田舎の人が東京に感じる怖さを集めてる感じ。
どの話も伝聞系で、怪談と言うにはハンパな部分も多いのですが、それが逆に怖いのです。グロい話や精神的にこたえる話もありますし。 「世にも奇妙な物語」の最後に必ずあるような、「ちょっといい話」は皆無なので、読むときはそのあたりを覚悟のうえで。 |
西尾維新が描く、12ヶ月連続刊行の大河ノベル。まだ3巻までしか読んでいませんが、現在の感想を。
刀鍛冶、四季崎記紀が造りし1000本の刀は、保有する数がそのまま勢力図に置き換わるほどの戦闘力を有していた。刀狩りという幕府の政策を持ってしても収集できなかった残り12本の刀を、刀を使わない剣士・鑢七花が収集することになる――。 悔しいけど、やっぱり面白いのよね……。会話の節々に、「これはフィクションの時代劇だ」というメタ的なジョークがあったりするんですけど、西尾維新だから許せる、みたいな雰囲気持ってますからねー。異形の刀をそれぞれ使いこなす敵との戦いも見ごたえがあります。とりあえず私は、全12巻を読むことになりました。途中で止められん……。 |
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!面白かったああああ(≧▽≦)!
「好きな作家は誰?」と問われたら、まず第一に挙げるであろう浅田次郎の作品。映画化もされてます。 幕末、周りの武士が志を失い堕落していく世の中で、ただ侍として生きることを望む彦四郎。不運に身を落とすなか、たまたま祈った神は、あろうことが貧乏神であった……。 周りに流されず、自らを貫こうとする男の姿を描かせたら、浅田次郎の右に出るものは居ないと思うのですよ。そしてラストがめちゃめちゃカッコイイ!!電車で読んでて鳥肌が立ちましたよ。読み終わったら背筋が伸びること間違いなしの、お勧め本であります!!(≧▽≦) |
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