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哲学的な何か、あと科学とか
超絶
面白れえええええ!щ(゚Д゚щ) すごい!これはすごいぞ!2007年度 勝手に選ぶワタナベ読書ランキングで現在ぶっちぎり一位の「イリヤの空、UFOの夏」に並ぶレベルの本ですよ! 帯にあるように、難解な言葉を一切使わずに、哲学と科学のトピックを解説している本です。私のお気に入りは二重スリット実験や、シュレディンガーの猫の話。難しい言葉を使わずに、wikipediaより遙かに解りやすく説明されているんです。私はこの本を読んで、やっと多世界解釈の意味がわかった……。そしてなんか物質ってすげぇ!この世界って面白い! この本を読んだ方の中には、ご自身の世界観すら変わってしまう人もいることでしょう!それぐらいのインパクトがある本です! ただ、唯一難癖を付けさせていただくとすれば、タイトルは変えたほうがよかったと思う。近年は「千円札は拾うな!」「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」など、インパクトのあるタイトルで興味をかっさらうケースが多いですから、「どこでもドアを通る前ののび太と、通った後ののび太は同じか?」のような、いや、このタイトルもイマイチだとは思いますけど、なんかもっといいタイトルなかったのかなー!惜しいなー! |
絵本です!
絵本です! 乙一が初めて絵本に進出!……ということで、いつもの乙一風味を期待して読むと、肩透かしをくらいます。完全なる子供向けの絵本です。 どこかに裏があるのでは……と表紙のカバーを外し、裏面まで確認しちゃったのですが、やはり絵本なのです。乙一っぽい感じが一番でているのが「あとがき」でした。「このあとがきは糊付けして子供に見せるな」という表記が、この本の目指している方向そのものなんだろうなぁ、と。 |
ぐぉう!(悶絶) ごふぁ!(前転) うおおおおお青春だあああああああああ!
映画化された「檸檬のころ」と同じテイストなんですが、こちらは完全に男の子視点の青春小説。すなわち性的衝動がメッシャーン!って感じです。メッシャーン? 普通の中学生だった主人公が、ビートルズの曲から衝動を受け、ちょっとの勇気をもって周囲を変えていきます。部活、先生、両親、そして初恋と、あまずっぱい季節を力いっぱい駆け抜ける中学生ども!ああああああ青春だあああああああ! |
タイトルどおり、寄生虫の本です。
筆者は、日本では数少ない(そしてそのことを危惧しておられる)寄生虫学の研究者です。「可愛い」という、寄生虫につけるには相応しくない形容詞を使用したり、「患者をさしおいて、瀕死の寄生虫に人工呼吸をした」などというあたり、まあ学者や教授と呼ばれる方々にありがちな、ちょっとアレな人ですな! もちろんそんな笑い話のみならず、抱負な知識をバックグラウンドとして、寄生虫への怖れを失いつつある日本人に対し、警鐘を鳴らす文章もあります。確かに最近は有機野菜も増えていますから、寄生虫だって増えますよね……。 あと個人的に、女子中学生がお尻から出てきた寄生虫を誰にも相談できず……というあたりが不謹慎にも萌えた。お嬢様方は何かあったら恥ずかしがらずにお医者さんに相談するんだゾ☆ <何キャラなんだろう |
伊坂作品。巻末の「ファシズムや憲法が出てきますが、それはテーマではありません。かといって、小道具や飾りでもありません」という一文がこの本を良くあらわしています。染み込むように広がる不穏な空気の中で生きている兄弟が主役です。
読み終えましたが、「……ここで終わり?」という、ものすごく余韻を残す終わり方が、ね!モヤモヤした雰囲気がまったく晴れない作品ですよ!結局、魔王が誰だったのかも私はわからない!続編を読みたいような、読みたくないような、そんな不思議な本でした。 |
図書館シリーズ2作目。
このシリーズを読むと、作者の女性の部分を強く意識しちゃうんですよ。女性ならではの心の動きや、ドロドロしたところが表現されてるんですよねー。 で、特筆すべきは柴崎と手塚のシーンね!なんかねー、少女漫画のクライマックスのような印象的な場面!そして郁は郁で大変なことになってるし!もー次の巻を読むしかないぢゃないかぁ(すごくうれしそうに) |
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