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片想い
面白ーい!
そしてちょっと切なーい! (つД`) 10年ぶりに再会した、かつての女子マネージャーは男性の姿をしていた。人を殺めたことを告白された主人公は、かつての仲間として彼女(?)をかくまうが――。 性同一障害を通じ、性差の問題について深く書かれています。それに加え、変えられないかつての思い出と、変わってしまったそれぞれの友情、そういったもの織り交ざって、もうね、もうね、切なーい!!(つД`) 「過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間」という帯文が的を射ています。みんな、あのころの何かを取り戻したくて、ビールを飲みながら昔話に花を咲かせちゃうんですよね!そろそろ忘年会のシーズンですね。あいつら、みんな元気かなぁ……。 分厚いことが苦にならない作品でした。オススメです!(≧▽≦) |
おお、期待せず読んだら結構良かった!
山田詠美の作品でして、すなわち大人の恋愛がテーマなわけです。6つの短編から成ります。 最初、どの作品も「味」に関連付けられているのかと思ったら、「男性がみな肉体労働者」という括りだそうで。どれもちょっぴり愉快で、ちょっと物悲しい、そんな物語ばかりでした。 |
面白かったですー!(≧▽≦) これは気楽に読めていい!
伊良部という変な精神科医を軸とした、ユーモアたっぷりの短編集です。心を病んだ患者が登場するのですが、その症状が ・刃物などが怖い、先端恐怖所のヤクザ ・教授のカツラを取りたい要求にかられる医師 などなど、これだけで面白いわけですよ!個人的には、「書いている小説が過去にも書いた題材なんじゃないかと気になる小説家」に対し、ものすごく親近感が沸いてしまいました。お勧めの一冊です(≧▽≦) |
ザ・森見ワールド。確か本屋大賞でランクインしていたので、そこから知った方も多いかと思います。
「太陽の塔」で見せ付けられた森見節は全力全開。言い回しの妙を全ページに渡って楽しむことができますよ! あいかわらず舞台は京都、ストーリーも登場人物も、どことなく輪郭がぼやけてはっきりしない。だけどそのあいまいさが良いですな!森見登美彦を存分に味わうことができる作品です!こういう作品大好き!私も韋駄天コタツでぬくぬくしたい!(≧▽≦) |
面白かったです!そして壮絶な本です!最後、ちょっと泣いた……。
村山聖という棋士がこの本の主人公です。怪童と呼ばれ、終盤の強さで定評のある村山。彼が闘ったのは、谷川・羽生などの棋士のほかにも、自らが抱えていた重い腎臓病があった――。 自らの命が長くないことを理解したがため、壮絶な覚悟をもって将棋に取り組む村山の姿には畏怖すら感じます。師匠の森をはじめ、村山の周りに居る人との交流が、美しくも悲しいんです(つД`) そして将棋の世界って厳しいんですね……。年齢制限があるがゆえに、文字通り命を削る想いで盤へと向かう棋士たち。大変にすばらしい本でした!オススメです! |
さまざまな賞を獲得した長編海洋小説。映画化もされましたね。
腹にズシンとくる傑作、ですよ 最新兵器で武装した護衛艦「いそかぜ」が舞台です。国を守るべき『盾』であったはずのいそかぜが、日本へ反旗を翻す。自衛隊とは何か。日本とは何か。男たちそれぞれの想いが交差しつつ、物語は加速度的に進んでいく――。 中盤の、危機に対して右往左往する日本政府が、今の日本と重なって悲しくなりますね。。。中盤から後半にかけて、まあ目が離せないこと!!映画化されるだけあって、さすがの面白さでした!(≧▽≦) |
2009年最初の読書はこちら!年始からいろいろ本を読んだのですが、ご紹介できるレベルの作品がなかなか無かった_| ̄|○
森博嗣の短編集です。「なぜだ!この作品はどこかで読んだことがあるぞ!」と思っていたら、過去作品を再編集した自薦短編集でした。森博嗣初心者の方であれば、氏のテイストを味わうに充分な一冊です。 |
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