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龍は眠る
宮部みゆき作品ですが、いやー面白かったです!
人の心を読める能力があるために苦しむ少年と、少年の言う超能力を信じきれない雑誌記者。ある事件の犯人を、少年が超能力で挙げたことから……。 誰しも一度は欲す「心が読める能力」。だけど実際にその能力があったばっかりに、人間の悪意に絶え間なく晒される少年らの苦悩が切ないですわー!その能力を世の中のために生かしたい、だけど信じてもらえない……。長編ですが、長さを感じさせない作品でした! |
やっと12巻読破しましたー!
ラストは、今までのテンションにそぐわない展開でしたが、余韻が残るいい終わり方だったと思います。12冊目ですので、とがめにも七花にも愛着が沸きますよね。それであのラスト……はううう。 で、総評。 1巻につき刀一振り、という制限があったためでしょうか、巻ごとの内容にムラがある感じがしました。「このキャラは、2巻ぐらい使って描いて欲しいなあ」という敵もいれば、「このエピソードだったら、1巻も使わなくてよくね?」と思う話もあり、です。 しかしながら、次に収集するのはどんな刀なのか、次はどんな敵と戦うのか、というワクワク感はステキでした!週間連載の漫画を読んでいるような、そんな小説です。 |
声を大にして言いたい!
秋山瑞人 大好きだー!!щ(゚Д゚щ)
「イリヤの空 UFOの夏」を読んでから大ファンになってしまった秋山瑞人の小説です。筆者は、ロボット同士のバトルを書かせたら右に出る者は居ないんじゃないか、という人なのですが、本作にももちろんあります戦闘シーン。 人間になりたいロボットと、ロボットになりたい人間、という普遍的なテーマながら、双方の想いが時間差で理解できるんですよねー。1巻の途中までは「???」という展開なのですが、そこからの加速といったらもう!1巻読んで2巻を読まずに我慢できる人がいるのかってぐらいの熱さですよ。 というわけでオススメの一冊でしたー!いい本を読ませていただきました! |
すごい。
東野圭吾、すごい。 妹の死を、自殺ではなく他殺と判断した兄の康正。自らの手で犯人を捕らえるべく捜査を開始し、容疑者を二人に絞り込む。犯人は妹の親友か、妹の恋人か――。 というわけで、容疑者はたったの二人。いろいろな証拠から、どちらが犯人かの論理を組み立てていく様は、まさに推理小説の王道でした!面白い!とても面白い!(≧▽≦) そして、一気に最後まで読み終わって、
( ゚Д゚)
↑こういう顔になった。「え、お前が犯人かよ!」という驚きじゃなくて、「え?え?俺、どこか読み逃した??」という驚き。思わず巻末を二度見してしまった。 小手先のテクニックで誤魔化すことのない、非常に骨太な推理小説でした!オススメです!(≧▽≦) |
裏表紙に掲載されている宮部みゆきの顔写真があまりにも古くて「いつの写真だよ!」と思ってたら、なんと出版が1989年。約20年前かい!Σ( ̄□ ̄;
冒頭から引き込まれます。タクシー運転手である養父が通行人を轢き殺してしまう。信号は赤だったのか、青だったのか。養父の無罪を信じる守は、真相を探るべく調査を開始する。ところが、被害者の意外な一面を発見し、……。 読んでいると、「この表現、上手いなぁ」という文がいくつもあるんですよね。20年経った今でも、第一線で活躍している宮部みゆきの実力が垣間見える作品でした!面白かったです! |
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