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ストーリー&テリング
ラブコメと同じ作者であり、世界も共有しているんですが、まーこれも甘いんですよ!中高生風の恋愛を大人がやるとこうなります、って感じの、アダルト版ウフフキャッキャな小説。
ともにバツイチで子持ちの似通った境遇の絵門千明と、梶山真智子。出会ってすぐに意識し始めるふたりだが、お互い一度は結婚を失敗した身。トラウマから、新しい恋に臆病になっている。まるで中学生の初恋のような中年の恋愛にまわりは苛つきながらも、親友、母親、子供達から励まされ、ふたりの恋愛は少しずつ進んでいく。 軽く読めますし、ラストは全身をかきむしりたくなるようなステキな展開ですし、軽くクセになりそうな小説でした!面白かった! |
世紀の無責任男こと高田純次が、肩の力をおどろくほど抜いて適当に書いた日記。
ここまで力まずに、ストレスフリーで読める本というのも珍しいですよ。適当でちょっとスケベで楽しいんです。で、高田純次ファンの方に怒られるかもしれませんが、
ろじぱらテイストがする
読んでいて、なぜか複雑な気持ちになったのは秘密です。面白かったです!適当に読めばいいと思うよ!(適当な推薦) |
すさまじいまでのキノコ愛!
副題「キノコLOVE111」は伊達じゃない! 人間、成長するにつれてさまざまな嗜好を獲得していきますが、なぜか「きのこ」に魅せられてしまったのがこの作者。 さまざまなキノコの写真から始まり、キノコのアート、キノコの記録「菌譜」、キノコ切手、キノコキャラ、キノコグッズ、キノコの学術的考察から世界各国のキノコまで、まあキノコ尽くし!キノコまみれ! 読んでて楽しい本です。キノコつながりで知り合った縁を「菌縁の仲」と表現していますが、絶対に一般的な言葉じゃないと思う。キノコに対する並々ならぬ情熱、面白い本でした!(≧▽≦) |
デザイナー、梅原真の仕事を追ったノンフィクション。
デザイナーといえばオシャレなイメージがありますが、この梅原氏は違います。仕事場は高知、手がける仕事は第一次産業のみ、客に怒鳴ることも日常茶飯事。高知弁で頑固者という「いごっそう」を具現化したような男なのです。 それでいて、地域の宝を発掘する技術はハンパじゃない。「漁師が釣って漁師が焼いた」「島じゃ常識 さざえカレー」など、キャッチだけで美味しそうに思える名作をぽんぽんだしている人です。 この本が出る前から、Web連載で梅原氏の話は読んでいたのですが、まあ面白い人ですよ。タイトルにもなっている「自分のものさしを持て」という話も大好きでしてね。 県版の国内総生産(GDP)である県内総生産は鳥取県をわずかに上回る46位の高知県。工業力の指標となる製造品出荷額等は沖縄県に抜かれて47位に転落した。農業や漁業は盛んだが、経済という尺度で見れば、日本の中の最下位に近い。 「なんで高知がバカにされなあいかんが!」 (中略)「『産業振興』、わかりました。それで、45番目になったとして、鳥取県になってどこが嬉しいか。なんも嬉しくないがよ」 こう梅原が皮肉るように、工業力が倍になったところで烏取県の規模である。経済力や産業力で東京を抜くことはない。
――工業力という東京のモノサシで自分を計ることはない。高知には、日本一の森林がある。海産資源も森林資源もある。この考え方はとても大切だと思うのです! |
ちょっとだけ不思議で不可解、そんな柔らかなラブストーリー4作が収録された短編集です。
不思議な能力をもった人がいたり、不思議な体験をしたり、という話に沿って、恋愛がちゃんと絡まっているのが凄いですね。どのストーリーもキッパリと終わっていないんですが、それがまた余韻があっていいというか。なかなか心地よい作品でした! |
小市民であることを願う、高校生の小鳩君と小佐内さん。学生のポシェットが無くなった事件、どうやってホットミルクを作ったか事件、など、あくまで小市民的な事件を、小市民の立場で解決していきます。
で、この二人がなぜ小市民を目指しているのか、といった話が後半までひっぱられるわけです。名探偵が「後の影響も考えずに推理を披露する」というパターンを否定しているところが面白い!文体も軽く、とても読みやすかったです。ただ、ホットミルクの作り方を解決することが楽しいかどうかは、人を選ぶと思いました! |
面白かった!オススメします!
ある雪の日、学校に閉じ込められた男女8人の高校生。どうしても開かない玄関の扉、そして他には誰も登校してこない、時が止まった校舎。不可解な現象の謎を追ううちに彼らは2ヵ月前に起きた学園祭での自殺事件を思い出す。しかし8人は死んだ級友(クラスメート)の名前が思い出せない。死んだのは誰!? 誰もが過ぎる青春という一時代をリアルに切なく描いた長編傑作!(Amazonより) 校舎という密閉した空間内で、誰が自殺したのかを探る8人。そして、止まっていたはずの時計が一斉に動き出した、そのとき――という長編ミステリー。うーん、面白かった!読む前は単行本の厚みをみてちょっと引きましたが、下巻は一気に読んでしまいました! Amazonのレビューには、辛口コメントもありますが、私は面白い作品だと感じました!オススメです!(≧▽≦) |
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