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そう、きっかけは恩田陸の小説「夜のピクニック」を読んだことから始まります。
全校生徒が一晩かけて80km歩く学校行事「夜間歩行」。辛い辛いといいながら、どこかで楽しみにしている3年目の夜間歩行が舞台です。これが終われば受験一直線。早くゴールしたいような、したくないような複雑な気持ち。それぞれが想いを抱いたまま、最後の夜間歩行に挑む……
あ……
あああああ……
ああああああ甘酸っぱい思い出が欲しいいいいいいい!щ(゚Д゚щ)
夜間歩行という学校行事を通じて、高校生たちが青春真っ盛っちゃうお話でして、もー読んでてモキュモキュすること限りなしですよ。かくいう私も高校時代、強歩大会という40km歩く学校行事を経験しております。しかしその倍の80km、しかも夜通しで歩いたことはございません。
いったい、どんな気持ちになるんだろう……。
そうか。きっとワタナベに必要なのは、胸キュン(死語)なイベントだったんです。いちご65535%な体験なんです。まてよ?今の私でも、長距離歩 くことでスウィートなイベントが起こるんじゃないか?そうだよ、最近歩くのが好きだし、健康にいいし、いっちょ連休を利用して歩いてみよう!ざっと100kmほど歩こう!
――そうやって、よせばいいのに勝手にモチベーションを上げてしまったのですよ。 あと「女子高生と歩かないと、胸キュンなイベントは発生しないんじゃない?」と気付いたのは歩き終わった後でした。
100km歩こう!と決めたのはいいのですが、問題はどういうルートにするか、ですよ。
高校のイベントであったり、何かの大会であれば、あらかじめコースが決まっていて、給水&休憩ポイントもあります。しかし今回は勝手イベントですので、すべて自分で決めなければならない!
どこかで100km歩いたあと、電車などで自宅へ帰宅するのは厳しそうです。となると、ゴールを自宅とし、100km遠いところからスタートすれば、ちょうどいいのではないか?――そう思い、地図を購入し、自宅を中心とした100kmの円を描いてみます。うーん、小田原からだと90km程度だなぁ……。
しかも、ただ100km歩くだけじゃなく、何か目的が欲しいのですよ。100km遠いところから家まで歩きました!ではなく、○○湖を一周しました!とか、そういう目的があるとうれしい。山手線を一周して、そこから自宅に帰るか……?でも、なんか半端だな……。
そこで、ようやく今回のコースがひらめいたのです。
東京湾を一周すれば、だいたい100kmじゃないか?
さっそく調べてみると、川崎−千葉間で東京湾を横断している「東京アクアライン」という道路があり、両岸までバスが通っていたのです。よし!自宅から川崎まで歩き、アクアラインはバスで通過、千葉上陸後に北上し、反時計回りに東京湾を歩いて自宅へ帰ろう!そうすれば大体100kmだ!(≧▽≦)
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