【胃カメラ検査時に言ってみたい台詞】
「初めてだから、優しくしてね…」
「こんなに太いの、入らないよぉ…」
【胃カメラ検査時に言われてみたい台詞】
「ふふふ。口ではそんなこと言っても、ココは正直だな?(胃を撮影しつつ)」
「ほら、お前の大事なところが丸見えだよ?(胃を撮影しつつ)」
◇◇◇
つーわけで明日からドックって来ます!6/25の更新でありました「胃カメラ怖い怖い。まんじゅう怖い。女子学生は好き」という私の悲鳴を聞きつけ、胃カメラ経験者(胃カメラした人を胃カメラーと呼ぶのはどうだろう)の皆様から沢山の励ましメールを頂きました。ああ、皆様の温かいアドバイスのおかげで、胃カメラへの恐怖心が次第に薄れていくのがわかります――。
「あれはマジつらいですよ」
「いっそ殺せ、って思った」
「ワタナベさんは今、胃カメラに対して相当不安がっておられるでしょう。安心してください。それ以上に辛いことを保証します」
こーわーいーよーよーよーよーよー(エコー)
いやいや、そういうメールもありましたが、実際に「こうすれば胃カメラは苦しくない!」というテクニックも教わりましたからね。これで胃カメラへの対策は完璧ですよ。
「怖いでしょうが、まずはリラックスすることです」
なるほど。緊張してたらより苦しくなりそうですものねぇ。
「呼吸するときは、口でしてはいけません。吐きそうになります。鼻でしましょう。」
おお!これは有力な情報ですね!意識して鼻呼吸するといいんですね!
「呼吸は『ヒッヒッフー ヒッヒッフー』です」
なるほど!「ヒッヒッフー ヒッヒッフー」のラマーズ法でいけば、いきみやすく子供も生まれやs
だーまーさーれーてーるーるーるーるー(エコー)
◇◇◇
そして、人間ドックが始まりました。
基本的に「ぜい弱だけど健康」と評されるワタナベですから、血液検査をやすやすとクリアし、CTスキャン・エコーも終わらせ、最後に残った関門が内視鏡検査。すなわち胃カメラごっくん。
恐ぇ〜。
喉に麻酔をかけ、緊張の面持ちで待合室へ。先に入ったオヤジさんが放つ「おげえええ!げえええ!」というサウンドが、強がりなボクの心を粉々に砕いていきます。「逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。」数年前に流行った台詞を今一度噛み締め、医者の登場を待っておりますと、
「はいお待たせしました。」
……女医さんだ。
……若い。
……っていうか、
美人。
きょぴーん。
ああ、いま恋のイベントフラグが立った音がしました。なんという偶然。先ほどまでの緊張はどこへやら、すぐさま頭の中で検査後のキメ台詞を組み立てます。そう。私は初めての胃カメラを易々とこなし、涼しげな顔でこう言うのです――。
女医「はい、これで検査は終わりですよー」
ナベ「あ、もう終わりですか」
女医「胃カメラ初めてなのに、平気でしたか?すごいですねー。」
ナベ「ええ、だって――
あなたの美しさに見とれてましたから――」
女医「ま、まあ(ぽっ)。あ、あの、お名前を聞いてよろしいですか?」
ナベ「名乗るほどの者じゃありませんがワタナベです」
完璧だ。完璧すぎる計画に目眩さえ覚えつつ、看護婦さんに指示されるがままにベットに寝て横を向きます。ああ、遂に胃カメラです。キツいと評判の胃カメラですが、もともと人間が飲み込むように設計されているモノ。それほどツライはずがありません。プロジェクトXでやっていた胃カメラ開発の物語も見ました。胃カメラが誕生してから数十年が経っています。小型化もそうとう進んでいるはずです。ふふふ。日本の技術力を舐めるなよ!胃カメラなど恐るるに足らぬわ!
女医「はい、これが入りますからねー」
太。
いやちょっと待て。おかしくない?ナノテクノロジーが発展しつつある昨今におきまして、何故にこの胃カメラたる医療器具は凛然たる太さを保っておられるのでしょうか。明らかに人が飲むには無理がある太さ。さあ飲めるものなら飲んでみろという挑発さえ感じられる太さ。っていうかこれを飲み込めた時点でその人は健康だと思うのですが。大体、
女医「はい、入りまーす」
いやちょちょちょちょっと待ってまだ心の準備がっていうか体制が整ってないのですがむーりー!マジでむーりー!ちょっと待ってー!
……
……
……あれ?言うほど辛くはな
おうええええええ!(T■T)
女医「肩の力を抜いてくださーい」
いや、そんなこと言わ(おうええええええ)れても、体が勝手に(おうええええええ)(おうえええええ)ムーリー!マジで無理ー!(おうえええええ)(T■T)
女医「はい、それじゃあ胃に入っていきます」
ええ!まだ入ってなかったんですか(おええええええええ)いやもう涎が!涎がとめどなく(おえええええええ)ママー!両目から涙が横に流れていくよ(おえええええええ)!
看護婦「はい大丈夫ですからねー」 ←といって肩に手を置き、励ますフリをして俺をしっかりと固定
女医「だんだん生気が無くなってきましたね」
いいから早くやってください(おええええええええ)
女医「胃に空気を入れますからね」
おええええええええげえええええええええ!
女医「はい、もう少しですよー」
おげえええええええ!
…………
……
…
女医「はい、終わりましたよー」
あ……涅槃だ……
結論から申しますと、喉の部分を過ぎると比較的楽になりまして、ディスプレイで自分の胃を観察する余裕も出来るのですが、喉を通る瞬間がホント無理。むしろあの苦しみこそが胃カメラの真髄だと思われます。
次に胃カメラを飲むときは、直前に恋文を書いたコンニャクを飲み込みたいと思います。胃の中で告白。
女医「あれ?ワタナベさん、昨晩の夜、何か食べましたか?……って、L・O・V・E?ええ?これってまさか…私に?」
ナベ「おうえええええ!(T■T)」
…うん。無理。
P.S.
「ワタナベさん、ちょっとコレ見てほしいんですけど」
「はい」
「腹部エコーの画像なんですけど、左の腎臓にちょっと影があるんですよ」
そんなへヴィーな展開は求めてなかったんですが。追加でCTスキャンを受けて、結果は3週間後だって!みんなも検査は定期的に受けようね!
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