うちの店では、ソフトのほかにハード類も買い取りを行っております。パソコン本体とか、ディスプレイとか。
買い取ったモノをそのまま出すわけではなく、当然掃除などをするわけです。これがえらい汚い。使われてきた環境を雄弁に物語ってくれます。
買ったばかりで一度も開けていない本体とかは凄いですよ。ホコリが地層になっています。指でつまむと『ぺりぺり』って感じで剥けます。
ちょっと気持ちいい瞬間なんですけどね。
キーボードとかも裏側のネジを外し、キーを一個一個外して磨きます。で、その時使うのが業務用洗剤。あんまり磨きすぎるとキーの文字まで消えてしまうこともあります。
・・・そう、バイトに成り立ての頃、俺が初めて本体掃除をしたとき。二人の先輩との会話。
先輩A「じゃあ、これを洗剤で磨いて。」
先輩B「洗剤は何を使わせるんですか?」
先輩A「決まってるじゃない。アレだよ。アレ。」
先輩B「え、アレですか。アレは初心者にはちょっとキツイかと・・。」
おいおい、俺に何をさせるつもりだ。
で、持ってきた洗剤。ポンプ式のビンに入っていました。青いラベルに白い文字で、でかでかと
業務用洗剤「突撃」
なんだよこれ!「突撃」って何だよ!洗剤の名前が「突撃」。
すごいネーミングセンスだよな。いやマジで。すごい「汚れおちますよー」って主張しているものね。
で、実際この洗剤、気持ち悪いくらいに汚れが落ちます。深夜のアメリカンテイストな通販で「うああ!こんなに落ちるよマイク!」と実演しているのとタメを張るぐらい。
でもね、異常なほど手が荒れます。もうささくれが出来る出来る。終わった後、石けんで手を洗うとなんかヌルヌルします。手の表皮が溶けているんでしょうか。まちがって粘膜に付いたりすると悶絶します。痛くて。
一度、掃除が終わった後不用意に目をこすってしまい、しばらくの間地面に伏した人がいます。俺です。使用するときは気をつけましょう。
ちなみにこの洗剤、こっちの世界ではけっこうメジャーな存在みたいです。某カメラ屋でも、展示物を売る時は「突撃」で磨いてから出すそうです。
腕時計とかも出すのかな。なんかかぶれそう。
メニュー |
submenu |
|
PR |
|