24歳男のプロフィールなんて見たい?
というのが一番の理由であります。
実は新入社員の研修中、HTMLの授業がありました。で、その授業の一環として「一人ずつ自己紹介のページを作る」というのがあったんですよ。全員が一人ずつプロフィールサイトを作って、それをアップしてリンクを貼り全社員に見てもらうと。
上記のような理由で「自己紹介」を毛嫌いしていたワタナベですが、授業ならしょうがありません。ここは実力の見せ所。そうですっ!私はまがりなりにも一年ちょっと「ろじっくぱらだいす」を運営してきたではありませんか!
――そう。あれは就職試験のこと。「自分でホームページを作ったことがありますか?」との問いに血の涙を流しながら『いいえ』に二重丸をつけたあの日。あの時は悔しくて涙で枕を濡らした夜もあったさ。あの時のリベンジを果たせる時が来たのです!ここは我が能力を十二分に発揮して、周りの連中をうならせるページを作らねばなりますまいっ!
さっそく製作が始まりました。無料ホームページから持ってきた素材を使い、デザインに凝りまくる人。イラストレーターを使い、得意げに自分の写真を加工する人。
ふっ。素人が。
巨大なアニメGifをトップや背景に使う人。クソ重いJAVAのアプレット、トップページには時計、プラウザの下には「○○のサイトへようこそ!!」のスクロール。
ふっ。素人めがっ。(←何様?)
いいか俺が本当のホームページというのを見せてやる!見ろっ!この画像を一切使わない軽量かつストイックなデザイン!自己紹介のページでありながら全く自己紹介していない構成!社長のコメントをパロったり人事部長の講話をパクったり、まったく恐れを知らないこの態度!
そう。それはまさに「ろじっくぱらだいす」そのもの。その頃ホームページを更新できなかったこともあり、猛る思いをすべてぶつけた自己紹介ページ。イメージは「ろじぱら濃縮200%」。
これはなかなか自信あったですよ。提出前、仲間内に見せたところ大反響。そーねー、なんつうか「面目躍如」ってとこかな(←何様?)。それをもって指導教官へ持っていきましたさ。自信満々に。
教官は一言。「すいぶん手を抜いたねえ」
――涙で枕を濡らしたこともあったさ。
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