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袖ヶ浦バスターミナルから1時間ほどテクテク歩き、ようやく線路に合流。そこから線路沿いに進みます。
しかし、ことのほか道路が狭く、歩道と車道の境目もあいまいで、車が来るたびにかなりの恐怖を感じます。夜だから、車も結構なスピードを出してるんですよ。歩道でも側溝のふたが外れていたりと、闇の中を歩くにはとても厳しい。そこで、
幹線道路から離れ、住宅街を歩くことにします。車はほとんど通らず、バイパスの騒音もここまでは届きません。静寂の中を、リュックとともに黙々と歩きます。おおう……。なんか今の私、小説「夜のピクニック」のイメージそのものぢゃないか……。夜更けにリュックを背負い、ジャージで住宅街を歩く30代男性……。
不審者、だね
ちょっとー!Σ( ̄□ ̄; いま警察に職務質問されたら、何一つ申し開きができないぢゃないですか!むしろ警察を呼び寄せるような風体ぢゃないですか!ど、どうしよう!警察官が居たら、向こうが気づく前に全力で逃げるしか……(ますます不審者だね)
時刻はちょうど晩御飯、住宅の窓からはやさしい光が漏れています。3連休の中日、きっとおいしいご飯を食べてるんでしょうね!さっきからチョコばっか齧ってる私とは大違いですね!あーなんか寂しいなー!切ないなー!щ(゚Д゚щ)
その後、車庫に設置されている人感式ライトが突然点いて「わひゃおぅ!」と驚いたりしながら、
長浦駅へとうちゃーく!(≧▽≦)
駅前だけあって、さすがに飲食店がありましたよ!家族連れで賑わうファミレスへ入り、
「あ、あの、ジャージですいません……なんか場違いですいません……」
と、おどおどしながら、カレーうどんと鉄火巻きを摂取。身体があたたまるー!!そしてうまいー!(≧▽≦) こんなに美味しいカレーうどん、食べたことがありませんよ!
このあたりから、一度椅子に座ると関節と筋肉が固まってしまい、立ち上がれなくなる症状が出てきます。すでに両足は疲労でぱんぱん、トイレに行くにも一苦労です。しかし未だ全行程の50%しか消化していません。まだまだピクニックは続くのです。
――後ほど振り返ってみると、ここで食事をしておいて本当によかった。だってこの後、数時間にわたって、お店はおろか人間と出会わなくなります。このファミレスを無視して進んでいたら、確実に餓えてた……。
そして、いよいよ千葉工業ゾーンへ突入です。
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