前へ戻る | 次へ進む |
40km地点のチェックポイントではバナナを食べ、休憩短めですぐ出発!それにしても、
一度来た道を戻るって精神的に辛いよね
ひたすら穴を掘っては埋める刑罰を彷彿とさせるよね
(※次第に精神を蝕まれています)
第2ルートの往路では私より速い人たちとすれ違い、復路では私より遅い人とすれ違うことになるわけで。ってことは、ここで仲間と出会える!みんな元気かなー!?
まずすれ違ったのは脱出組。みんなまだまだ元気そう!
「がんばれよー!もうちょっとでチェックポイントだぞー!(≧▽≦)」
次にmoonさん達ともすれ違い、ってみゆきさんまだ歩いてるうううう!Σ( ̄□ ̄;
20kmでリタイアすると思っていたみゆきさんが、moonさんらと一緒に、雨のなか、まだ歩いていたんです!これはすごい、予想外!
「あーほんとうに足いたい、ほんと無理ー!もう帰る―!」
ドップラー効果の弱音を聞きながらすれ違いました
仲間らと会うことで気が紛れたのか、比較的すんなりと50kmチェックポイントへ到達!ここは先ほどコロッケを食べた休憩所ですね。
雨はますます強くなっており、足は痛み、ゆっくりと休みたい気持ちがわき上がりますが我慢!ここは我慢!足が固まっちゃうから!すぐ出発!
第2ルートも残り10km。この区間を歩けば60km地点、すなわちスタート地点に戻りますよ!
夜で塗りつぶされた田園の道を、「モー」と「ケロケロ」にまみれながら淡々と歩いていると、
ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ
規則正しい電子音が後ろから聞こえてきます。えっ何?何の音?その音がだんだん背後から迫ってきて、急に、
「いやー、いいペースで歩いてますねー」
見ると、中年の男性参加者が杖を突きながら歩いています。帽子には小さな機械が付いていて、そこからメトロノームのように定期的な電子音が流れているようです。
「私ね、このリズムでのみ歩いているんですよ」
その男性としばらく雑談したのですが、絶対に歩くペースを崩さないよう、リズムに沿って淡々と歩いているそうです。人に抜かれようが抜こうが気にしない。電子音が刻むリズム通りに、右、左、右、左と足を出し続ける。その方、信号待ちでもリズム通り足踏みしてましたからね。そこまで徹底しているのは凄い。
しばらく一緒に歩いたあと、男性は、前方の闇へと消えていきました――と思ったら、途中にあったコンビニで追いつき、あちらが買い物している間に私どもは先に出発することに。まああのペースであれば、きっと100km歩けるでしょう!
一緒に歩いていたときに、男性が、
「私、昨年の80kmも参加して、完歩したんですよ」
80kmと100kmはだいぶ違いますよ、とは言ったのですが、はたして伝わったかどうか。
さまざまな出会いと別れを繰り返しつつ、トータル60kmを歩いてスタート地点へ到着!
いよいよ最後の第三ルート、残り40km!
60km地点で荷物の換装も可能だったのですが、それに時間を取られたくないし休みたくないし、で、現在の荷物のまま出発!さらばスタート地点よ、夜明け後に会おう!第三ルートに突入し、あと40km!たった40km!
これからさらに、フルマラソン分あるとか、考えたら負けだと思ってる
この「60km地点でスタート地点に戻る」ってのが、絶妙な心の折り方だと思うのですよ。ここからあと40km歩くことを考えると、
「スタート地点に戻ったし、60km歩いたし、もういいか」
って気持ちになりかねない。まさに悪魔の囁き。その囁きに耳を貸してしまったが最後、
「足も痛いし雨も降ってるし暗いし」
とか思いかねない。怖い…!
で、第3ルートですが、これまたまったく変化のない道。もともと風景がかわらないのに、それに加えて明かりがないからもうね!「アイマスクしたまま40kmほどルームランナーで歩け」とか言われたら、精神的にくるでしょ!?そんな感じ。
もはや喋ることもほとんどなく、ひたすら、ひたすら前へと進む。遠くに明かりが見えて、さあ休憩所か!?と思ったらただの街灯。歩いて、歩いて、遠くに赤色の明かりが見えて、やった、やっと休憩所か!と思ったら工事フェンスの灯り。
着かない。
まだ着かない。
歩いて、歩いて、歩いて、歩いて、2時間以上が経過して、
……いくらなんでも、遠すぎないか?
疲れているとはいえ、だいたい時速5kmぐらいで歩いているという自負はあったんです。時速5kmで2時間=10km。そろそろ70kmの休憩地点が見えそうなのに、いまだ前方は暗闇のまま。
歩いて、歩いて、歩いて、歩いて、まだ着かない
すごい不安になってくる
もしかして、道を間違えたか?いや、前のほうで歩いている人の赤色LEDが見える。どうして?
「まだ着かないのかー!?」
「わー!!」
力なき叫びはカエルの鳴き声と雨音に消され。それでも着かない。まだ着かない。まだ、あ、あ、
休憩所あったー!!!!(T T)
ようやく見えた休憩所。半泣きで到着、2時間30分以上かかった!!うわーしんどかった!これは危なかった!
で、聞くと、この70kmチェックポイントだけ、ほかより区間距離が長く、13kmほどあった、とのこと。どうりで着かなかったわけだ!
その代わり、次の70km-80kmはたった7kmほど、とのこと!第3ルートも往復だから、
スタート------13km------>CP----7km---->CP↓
ゴール<-----13km-------○<---7km--------○
こんな感じで、次の2区間は短い!これはテンションあがる!!
まあ、最後の90km-100kmがまた地獄、ということなんですけど
ここで、とうとう足の指にマメが。前回100kmでは平気だったのに、さすがに雨が染み込むとマメができてしまいますね…orz 足をぎゅうぎゅうに締めるサポートソックスを着用したため、絆創膏を貼っても、靴下を履くと同時にはがれてしまいます。もういいや!このままいっちゃおう!
前へ戻る | 次へ進む |
メニュー |
submenu |
|
PR |
|