絶望〜青い果実の散花〜

　諸君！とうとう我々が一日千秋の思いで待ち焦がれていたゲームが出た！貴兄らの並々ならぬ情熱と、それを押さえる精神力が報われる時が来たのである！さて本作を論ずる前に、スタジオメビウスの前作についてのおさらいをしたいと思う！

　安部！スタジオメビウスの前作は何だ？

　「はい！『悪夢』であります！」

　そうだ！『悪夢』だ！後にWindowsにも移植されているな！では伊藤！『悪夢』の特色について述べてみよ！

　「はい、女子高生の乗ったバスを丸ごと誘拐して凌辱の限りを尽くすという味わい深いゲームです！ただ私思いますに、冒頭の「オナニーは一日5回が限度です」といった記述は如何なものかぐはあ！

　バカヤロウ伊藤！お前にはスタジオメビウスのスタッフの優しさが解らんのか！いままでに体の気遣いをしてくれるエロゲーなどあったか？我々が論ずるべきは、「一日5回」という回数が適切であるかどうかではないのか？このメッセージは「悪夢」に必要不可欠なものなのだよ！伊藤！罰として、日曜日に駅前で一番大きな本屋で『カードキャプチャーさくら』の原画集を箱買いしてこい！領収書は許さん！

　よし宇木！本作「絶望」の特徴を述べてみよ！

　「はい。前作で処刑された主人公が亡霊となり、さまざまな人を凌辱しつくすゲームです。特徴的なのは凌辱した女性に取り憑き、その人のふりをして友人らをおびき寄せるというシステムです。このシステムのため、前作とは比べ物にならないぐらいのゲーム性があります。」

　そうだ！「取り憑く」というシステムはなかなか面白いものがあるな！このシステムで主人公が出産し、その子供にも部下が取りつくというある意味ギャグ的なエンディングもあるぞ！だが非常にボリュームあるゲームであることには間違いない！

　・・・・・ん？遠藤どうした？なにか質問でもあるのか？遠慮なく言ってみろ。大丈夫最初は誰でも解らないものだ。「聞くは一時の恥・聞かぬは一生の恥」と言うじゃないか。先生は怒らないから。

　「そっ・・・そうですか？じゃあ質問なんですけど・・・。このゲームって児童ポルノ関係の法律に引っかからないのでぐはああ！」

　バカヤロウ遠藤！其処だけは聞いてはいけないところなんだよ！遠藤は罰として学校の購買部で「熱血！ロリータ番長はありますか？」と大声で聞いて来い！

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　とてもステキなゲームですよ。ええ。