さあああああああああとうとう発売しました「Kanon」!
あの超有名作「One〜輝く季節〜」を作ったスタッフが創立したというソフトウエア会社「Key」の第1弾!スタッフが独立したってことはきっと生臭い話があったんだろうがそんなことはどうでもいい!
僕らが求めているのは「感動」!Oneで幾多のゲーマーの心の琴線を16ビートで弾きまくったあの涙のシナリオ&切ないサウンドは今回も健在なのか?
噂が噂を呼び、評判が評判を呼び、そのたびに予約が増え続け、我が店始まって以来の「出荷数オーバーのため予約打ち切り」となったすでに伝説のソフト。
発売日が何度も延期になり、そのたびにユーザーは一日千秋の思いである者はポスター収集に走り、またある者は復習と称して「One」をやり込みやっぱり茜えええええ!と絶叫し、誰しもが恋焦がれる気持ちで待ちに待ったXデー。
――白状いたします。私、Kanon発売当時は全く興味がなかったです。「何でこんなに発売延期しているソフトに注目するんだ?」みたいな。日想のネタにしたこともありました。
ターニングポイントは先輩から借りた「One」。本当に感動するのか?と疑ってやってみて見事に完敗。
あっ・・・・あがね゛え゛え゛え゛!
となってしまったのは以前お話した通り。
そのスタッフが作ったKanon!俺ならずとも注目しますよね!先輩曰く、「Oneも泣いたがKanonでは声を上げて号泣してしまった」とのこと。
発売後、Keyの掲示板には「最高」「すごすぎる」「まさか今世紀中にOneを超える作品に出会おうとは」とまさに絶賛の嵐。
これはやってみなければ。
幸い、心優しい先輩に借りることができました。全く世界は慈愛に満ち溢れていることを痛感した一瞬。エロゲー貸してもらっただけで人類愛を感じてしまう俺ってなんてすばらしいんだ・・・・・と浸りながら速攻インストール!
インストール画面は「あゆ」という背中に羽根がある少女。先輩曰く、「一番感動した」とのこと。やはり感動するキャラは最後に攻略して涙にまみれながら完全制覇というのが理想的であろう。などと考えながら画面を見つめる俺。
ふいに、なぜか「One」のシナリオが頭を過ぎりました。広場にたたずみ誰かをじっと待っている少女、光を失いながらも強く生きる先輩、言葉はなくとも何かを伝えるために演劇をやっている後輩。
ううっ・・・うるうるうる・・・・。
――はっ!なんで俺、目が潤んでいるんだ?馬鹿野郎しっかりしやがれ!まだインストール画面じゃないか!戦いは始まったばかりだぞ!そんなことでこれからやっていけるのか!
と自分を叱咤激励している間にインストール終了。
さあ、みんな泣く用意はいいか?涙用の水分補給は完璧か?涙をぬぐうためのハンカチは手元にあるか?このハンカチは感動で溢れる涙をぬぐうためのもので、決してエロゲーをしているときの熱くて白い漢(おとこ)の猛りを拭くためのものではないぞ!それだったらティッシュペーパーのほうが効率的だ!
と、良く分からないノリとテンションを保ったまま、Kanonのレビューは『ろじぱら』初の続編へと続くのであった。まだインストールしかしてない・・・。
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