さてインストールも終わり、さっそく実行。
注意。 以下の文章は要所要所にネタバレな部分があるので「Kanon」をクリアした後にお読みください。まだやる前に読むと、おそらく後悔します。貴方が。 |
なぜここまで注意するかというと、やはり感動して欲しいわけですよ。実は私、Kanonをやる前に某掲示板を覗きまして。そこはネタバレ厳禁のはずのにKanonのネタについて触れている書き込みがあって非常にくやしい思いをしたことがあるのです。
いいですか?続けますよ?Are you ready?
実行するとタイトル画面。正面に冬枯れの大きな樹木。その遠くに見える雪化粧の町並み。雪国育ちの俺にとってこの景色からしてすでに訴えかけるものがあるんですが。
ゲームスタート。寒空の下、人を待つ主人公。約束の2時間後に現れる「水瀬 名雪」との7年ぶりの出会い。そしてオープニング。
♪ありが〜と〜う〜
歌うなあ!俺は何が嫌いって、「歌詞を付けて歌うオープニング」が一番嫌いなんだよお!それでその歌を歌っている奴がドヘタだったりした日には5階からCDをフリスビーにして飛ばしたくなるんだよお!
・・・って思いましたテヘ☆。まあそこそこ聞ける歌なのでよかった。むしろ慣れた今ではこの歌じゃないとダメと感じてしまいます。
オープニングでは登場人物の紹介が。基本的に攻略できるのは5人で、その一人一人の画像と印象深い台詞が表示されていきます。流れとしては、主要人物5人中4人の紹介→それに準ずる脇役の紹介→・・・・ときて最後に5人目、羽根のある女の子「月宮 あゆ」の紹介 となっています。
オープニングで見れば分かるように、この「月宮あゆ」は他のキャラに比べて特別に扱われているような感じを受けます。初回版の箱の前面を飾っているしね。なんとなく感動しそうなんで、やはりこいつの攻略は一番最後に回そうと思いました。
――すべてをクリアした今だから言えますが、オープニングはもちろん、タイトル画面の樹にいたるまで、「月宮あゆ」の関連付けがなされています。はっきりいってこいつ別格です。もちろんこのゲームを始めた時はそんなことは知りませんでしたが。
主人公は子供のころ過ごしたこの街に7年ぶりに帰ってくる。そこで出会ういとこ、幼なじみなどの出会いを描いたシナリオになっています。では攻略した順番にれびゅ。
- 沢渡真琴 -
いきなり主人公に襲い掛かってくる血気盛んな女。部屋でねずみ花火はするわ、バスタブいっぱいに味噌汁をつくってくれるわの絶対知り合いにはなりたくない女。
でも、人とのふれあいにあこがれるあたりでちょっと涙。みんなで撮ったプリクラあたりでさらに涙。すこしづつ人間から離れて不器用になっていく真琴にやさしく接してくれる周りの人々の優しさに涙。
そして別れ。
うわああああ!きました!けっこうきました!感動。
- 水瀬名雪 -
7年ぶりに再会したいとこ。はっきりいって名雪の魅力は寝ぼけ顔。カワイイ!ラブリー!ていうか、登場シーンの30%ぐらいは寝てるヒロインって何?でもかわいいから許す。
名雪シナリオは、感動というよりはハートフルコメディといった感じを受けました。ラストで名雪の母親が事故に遭い、それで名雪が沈むという話だけど、たとえ母親が死んだとしても名雪が死ぬわけではないでしょ?つまり感動には必要不可欠の「愛する彼女との別れ」が無いわけです。
ENDまでのお互いがラブラブになっていく過程がこそばゆいと感じた俺はもう年なのでしょうか。はい年です。(自分ツッコミ)
- 美坂栞 -
出会ってから、主人公の学校に昼休みに来るようになります。実は同じ学校の生徒で、主人公の友人の妹で、難病に犯されています。自殺しようとしたとき主人公の楽しげな会話が浮んで思いとどまるところで涙。
ちょっと気になったんですけど、医者に「次の誕生日まで生きられない」と言われているのはわかるんですけど、「次の誕生日ぴったりに死ぬ」的な台詞や行動をしているんですよね。
前日までデートをするぐらいだから「生き延びる」とか考えると思うんですが。ていうか、病に犯されてる女とヤるなよ。確実に寿命を縮めてると思うぞ主人公。
- 川澄舞 -
ひたすら無口で社会に適応できていない子。友人の倉田佐祐理とのコンビネーションがいい味を出している。
このシナリオ、若干消化不良の部分が否めないと思います。倉田佐祐理と生徒会の関係とか、自分を傷つけるためのHだとか。佐祐理のサブストーリーもありまして、もしこちらのシナリオが完成形だったらこっちの方が感動しそうでした。
未だに分からないのは、ラストで腹を刺した舞がなぜ助かったのか?というとこ。あれは幼少時代の舞が助けたという解釈でいいんでしょうかねえ?先輩は「どちらかが幻」と言っていました。まあ、個人個人で違う解釈でいいんでしょうけど。
舞を終わった時点で、感動度は
名雪 < 舞 <栞 <真琴
といった感じでした。正直、舞のシナリオがちょっと欲求不満ぎみだったんですよ。「どうしたよKanon!本気だせよ!もっとガツンとこいよガツンと!こっちは泣く用意万全なんだぜ!」と思ってましたよ。
一日一人のペースでやったので、栞や真琴の感動をちょっと忘れていたんですね。いや実際他のゲームに比べてシナリオは格段にいいですよ。涙を浮かべてしまいましたよ23歳ワタナベ。でも「号泣」はしなかった。まだこの時点では。
そして「月宮あゆ」。
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