戦女神

　新生Eushullyの制作したＲＰＧ。某雑誌の月間ランキングでは堂々1位を飾ったソフト。デビュー作でトップなんてすごいですね。

　で、前置き。このソフト、必須１００ＭＨｚ・推奨１６６ＭＨｚ。

　俺が使ったのは１３３ＭＨｚの機種。推奨には届かないものの、必須スペックは満たしております。ちなみにＶＲＡＭは１６ＭＢ。そのことを前提として、

遅い。

　マップで一歩進むのがとろいとろい。水の中でもがいているみたい。のたーって感じで歩いてくれます。オートマッピング機能が付いているんだけれども、マップが完成するに従ってだんだんスピードが遅くなっていく。何故に歩行だけでストレスが溜まっていくのか。

　戦闘シーンもしかり。全体魔法なんかを掛けると、

　左右・上下から対象となる敵一匹と主人公のＣＧが流れてくる。

　↓

　魔法のアニメーション表示。

　↓

　ダメージがアニメーションで表示される。

　を敵の数だけ繰り返します。昔のＦＦ（ファイナルファンタジー）と同じですね。せっかくダメージの値をアニメーションで処理しているのだから、全体攻撃したときは一斉に表示してほしかった。せめて「アニメーションＯＦＦ」のオプションでも付けていれば・・。

　また、主人公がパーティを組んでいる時も、倒したはずの敵に攻撃を加え、あまつさえダメージを与えてしまったりします。もうちょっと作り込んで欲しかったな。おしい。

　その他の欠点として、

• 敵を倒して得られるお金の必要性がない。

• 台詞の句読点が少ないことがあり、かつ難しい漢字を多用しているので読むのが疲れることがある。

　なんかが挙げられますかね。逆にいいところは、

• 階段の上り下りの部分でセーブが出来る。

• グラフィックが奇麗。

　などですかね。とくにグラフィックに引かれて買ってしまったウブな青少年は結構いるのではないでしょうか。

　ま、総合的に見て面白いゲームだと思いますよ。この俺が最後までやってクリアしたというのが何よりの証拠。でも階段セーブがなければ絶対に断念してたな。遅くて。

　それにしてもそろそろペンティアム１３３ＭＨｚは時代遅れなのかなあ。ペンティアム�Vもでるかというご時世だからなあ。