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図書館危機

 図書館戦争シリーズ第3弾!

 笠原は堂上との距離を縮めちゃうし、手塚と柴崎もなんか接近してるしでらヴらヴだなお前ら!というか、よく考えたら玄田は折口マキと、小牧は中澤毬江と良い感じだしで、あれ?あれ?(孤独な自分を振り返りながら)

 しかしこのシリーズ、ときにドロドロしてイヤーな感情が沸き起こるシーンがありますねー。こういう雰囲気って、失礼ながら女性の筆者にしか書けないと思ってます。

 そしていよいよ次で最終巻!聞くところによると、相当らヴらヴらしいですよ奥さん。覚悟しつつ読みます!

あかんべえ(上・下)

 いやー面白かったです!上下巻、一気に読んじゃいました!

 

 江戸・深川の料理屋「ふね屋」では、店の船出を飾る宴も終ろうとしていた。主人の太一郎が胸を撫で下ろした矢先、突然、抜き身の刀が暴れ出し、座敷を滅茶苦茶にしてしまう。亡者の姿は誰にも見えなかった。しかし、ふね屋の十二歳の娘おりんにとっては、高熱を発して彼岸に渡りかけて以来、亡者は身近な存在だった―。

 

 特定の人にしか見えない幽霊が出てくるという点では、先だって読んだ浅田次郎の「憑神」に設定が似ているのですが、まったく違うところに着地します。 主人公のおりんの純粋さと、その裏にある大人たちの醜い一面の対比が凄かったです。おりん、きっといい女になるよ……。

1ポンドの悲しみ

 読後感がいい!すごくさらりとしています!

 恋愛に関する短編集なのですが、メインにしているのが30代前半の恋、というのが面白かったです。(自分の年齢に近いがゆえの感情移入もあると思いますが!)

 ここに書かれてるのは特別な恋愛ではなく、本当にどこにでもありそうな、ちょっとした恋です。だけど30歳前半ともなると、男性も女性も「そろそろ結婚……」という焦りがどうしてもでてくるんですよね。その意識のなかで、異性と繋がりをもってく様子が、なんか、すごくソワソワした!(≧▽≦)

 もちろん不倫や肉体関係などもあるんですけど、それをドロドロした感じにしないのは見事です。読んだ後の余韻が心地よかったです!

東京DOLL

 石田衣良、いいですなぁ!ちょっとファンになりつつあります!

 ゲームクリエイターとして脚光を浴びるMGが、次回作のモデルとして選んだのはコンビニで働く少女だった――

 ……うん。あらすじを書こうとしたのですが、波乱万丈なストーリーがあるわけでは無いんですよね。「1ポンドの悲しみ」もそうだったんですけど。だけど、読むと不思議に面白い。これが石田衣良の魅力なのでしょうか!

レベル7

 おーもーしーろーいーぞーーー!!щ(゚Д゚щ)

 あのね、ズルイよ。あんな導入部を書かれたら、もう最後まで読まざるをえない。前半の息苦しさといい、後半の緊迫感といい、とてもよかった!(≧▽≦)

 結構な分厚さのある本なのですが、一気に読めましたよ。ストーリーは言わない!だって驚いてほしいから!

アキハバラ@DEEP

 引き篭もり、吃音、潔癖症、発作持ち。さまざまな問題を抱えたオタク連中にネットアイドルが加わり、インターネットを、アキハバラを舞台としたビジネスを展開していく。そこに悪評判で名高い社長が現われて……。

 アキハバラという名を冠している通り、秋葉原のもつさまざまな混沌がストーリーに織り込まれていて、本当にアキバの裏通りにオフィスがあるような、そんな気持ちにさせられます。中盤のモヤモヤから終盤のドキドキまで、存分に楽しませていただきました(≧▽≦)しかし吃音と発作を、あのシーンで使うとは……。

新本格魔法少女りすか3

 西尾維新って本当に好き嫌いが分かれる作家だ、と以前記載しました。この本はもう、西尾エッセンスが濃厚に出てますよ。苦手な人には1ページ目で無理だと思う。喉越しが悪い悪い。

 だけど、やっぱり読んじゃうんですよねー。箱舟計画の全容が明らかになったり、最後の一人がいきなり出てきたり、「ここで終わるんかい!」という切り方だったり。絶対に4巻も読んじゃいます。