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2011.06.01

 なんか

 もう

 眠い

 

 でちゅー! <おっぱいに向かってDIVE!

 

 なんでしょうね、身体が回復期なのでしょうか、すこぶる眠い!どれくらい眠いかというと、眠さのあまりおっぱいに飛び込みたくなるぐらい眠い!

 文面からも「とっとと眠らせろ感」が漂っているかと思いますので、本日の更新は短めに!題して!「じわじわ怖くなってくるシリーズ!!」

 

 

 

 

 

 

 足の速い変態

 

 

 

 

 

 お休みなさい。

2011.06.02

 「みくびるな!」

 が

 「ちくびるな!」

 に見えたので、もう私の成功は約束されたも同然です。

 

 

 

 といいますか、眠いんですよおおおおおお

 いまなら寝耳に水どころか、寝耳にコーラ&メントスでも起きないぐらいに眠いんですよおおおお(耳から噴水)

 もう今日もとっとと寝ます。なんでしょうこのラリホーな身体。治ってる…からだがメキメキと治っておる…!朝起きたら全部治ってますように!(含む:頭皮)

2011.06.03

 先週末に行ってきた、100kmのお話をとっとと書いてしまいます!

 

 <二度目の100km歩いてきました! その1>

 

 数年前、勝手に100km歩いたんです。

 

 辛かったんですよ。

 ほんと辛かったんですよ。

 例えようがないぐらい辛かったんですよ。

 

 当時、歩き終わった時には、

 「もう二度とやるかー!(T T)」

 と思ったわけですよ。心の底から。

 そのときは。

 

 だけどね、人間って、痛みを忘れる動物なんです……。

 

 前回の100kmウォーク記事が一部の方に評判でして、「私も100km歩いてみました」みたいな報告をけっこう受けるんですよ。まあ確かに、冒険譚と言えなくもないあの体験談は、見る人が見たら興味をそそられるかもしれませんね。文字で痛みは伝わらないから。

 

 言い出したのは、いつもろじぱらイベントでお世話になっている、moon pieceのmoonさん。彼はフルマラソンだってバリバリ完走しちゃうぐらいのスポーツマンで、以前から100kmウォークに興味を持っていたらしく。

 「ワタナベさん、僕の地元で100kmウォーク大会があるんですが、みんなで参加してみませんか?」

 ほら、前回は大会もなにもなく勝手に歩いたけど、今回は大会じゃないですか。各チェックポイントごとにエイドステーション(休憩地点)もあるし。前回のような極寒の11月下旬ではなく、5月末の良い時期だし。何より今回はみんなと歩ける!孤独じゃない!きっと今回は楽しいはず!!(≧▽≦)

 

 

 ……とか思っちゃったんだよなあああああああああ orz

 楽しいはずないのになああああああああ orz

 

 そんなわけで、勢いで申し込んだのが年明けぐらいでしたかねー。おかげさまで後悔する時間はたっぷりあったぜ?

 どうせなら沢山の人に道連れになってほしいあの体験をしてほしい!という思いから、ろじぱらコミュ、リアル脱出フリーク、twitter、などに情報を拡散!全員で100km目指そうぜ!

 

 

 その2へ続く。

 

2011.06.04

 

 <二度目の100km歩いてきました! その2>

 さまざまな方々に声をかけた結果、参加した仲間(というか犠牲者)は この方々!他にも紹介しきれない方がおりますが、どうかご容赦を!

 

 ろじぱら組

 ワタナベ(男)…この物語の主人公。主人公のクセに影が薄いことでおなじみ。薄いのは影だぞ。ハゲじゃないぞ。

 桶さん(男)…かもすぞさん旦那。うちらと絡んだばっかりに、スク水着せられたり亀甲縛りされた可愛そうな人。美乳。

 なんかつけてさん(男)…こないだのろじぱらイベントで知り合った方。たぶん一番若いのかな?飄々としていて面白い。

 ミルトンさん(女)…mixiコミュ管理人。いつも御世話になっております(礼)。医療に通じた頼れる姉御。

 

 脱出関係

 空さん(男)…リアル脱出で知り合ったがために、覆面被らされてスカート穿かされて亀甲縛りされた人。ドクター真木にそっくり……らしい。

 すてれお兄さん(男)…部屋が脱出関連者のたまり場になっている人。お洒落で多趣味で男気のある 楽しい人。

 まどかさん(女)…脱出組の紅一点。私のことを親しみをこめて「ヘンタイさん」と呼ぶん で今度しばく。

 

 ちなみにこの3人は、脱出関連飲み会のときに

 「今度100km歩くんですけど、一緒に参加しませんか!」

 と誘ったら

 「行きます!!」

 って即答しやがった人。ちょっとは考えろ。100kmだぞ。

  でも、この「自分からやると決める」ってところ、割と大事なんですよ。友達がやるから…とか、やれって言われたから…だと、最後の最後で精神的に負けると思っていましたから。 ですから、その意気込みやよし!まあ、だけど、ちょっとは考え(略

 

 moonチーム

 moonさん(男)・・・いつもイベントでMCをお願いしている方。フルマラソンを幾度となく完走して おり、事前の練習会や、事後の打ち上げなどすべてセッティングしていただき本当に感謝!

 moonさんのお友達も5〜6人ほどいて、ほとんどの方がマラソン経験者だったのですが、一人面白い方が。

 みゆきさん(女)・・・前日午前2〜3時まで飲んでいたらし い。集合場所に来たときのカッコが、普通のカジュアル靴、しまむらの服、スカート。ようするに普段着。何しに来たんだこの人。

 

 で、みゆきさん、駅前の集合場所に来るやいなや、地べたへ寝そべり、大開脚して準備運動。それも、つま先を上空に向ける感じで。

 「ちょっとMさん!スカートの中が見える!見えるって!」

 「大丈夫、これ、見せパンだから」

 「( ゚д゚) パンツじゃなくて具が見えそうなんだよ!!

 みゆきさん、口をひらけば「ちん○」「まん○」しか言わないので、ああ、この人はお近づきになってはいけない系の方なのだな、と。うん、どう見ても完歩する気ないだろ。

 

 そして、大会には参加しないものの、応援や撮影や輸送でサポートしてくださった方々。

 かもすぞさん(女)…桶さんの奥さん。最近めきめきと頭角を現している(決して褒めていない)。旦那様の応援のため、現地で1泊までしてサポート!

 

 桶さん:「ワタナベさん聞いてくださいよ!この人(かもすぞさん)、自分しか泊まらないと思って、温泉つきの一泊13,000円の宿を予約してるんですよ!!」

 

 なんかいい夫婦である

 

 moon奥さん(女)…初対面ですほんとうにいつも旦那様にはお世話になっております(土下座)。車で我々を運んでくださり、撮影してくださり、と本当にありがとうございます(土下座)

 

 

 

 こんな感じで、総勢十数人の仲間が100kmを目指します!

 

 

 その3へ続く。

2011.06.05

 

 <二度目の100km歩いてきました! その3>

 

 【スタート前】

 

 

 当日はあいにくの小雨模様。雨具が要るような要らないような、という難しい気候のなか、集まりに集まった参加者310名。受付で、大会オフィシャルドリンク「ヘルシアウォーター」を貰う。ありがたいんだけど、今は脂肪を燃やすときじゃないと思うんだ……

 今回のコースは、
 

 

 こんな感じでして、20km、40km、40kmの3ルートを経由してゴールします。ただし最初の20kmは、先導者を抜くことはできません。まあウォーミングアップといったところでしょう。ルート的に、累計20km、60km、100kmでスタート地点に戻ってきます。

 あいかわらず小雨止まぬ天候のまま、5/28(土)の13時、いよいよスタート!

 

 

 

 これから24時間以内に100kmを歩き、この地へ戻ってまいります!

 

 その4へ続く。

2011.06.06

 「明日は月曜」という事実を覆しかねない勢いで眠いので、本日の更新はお休みさせていただきます。

 7月7日が七夕ならば、本日6月6日は六夕ではないか。といった思いを胸に抱いて眠ります。ぐっない!

2011.06.07

 (1) (2) (3) の続き!いよいよ100kmウォーク、スタート!

 

 <二度目の100km歩いてきました! その4>

 【0km〜10km】

 スタート直後、道端で円陣を組んで気合を入れる我々。後から聞いた話だと、周りの参加者からは

 「あの人ら、余裕あるなぁ……」

 みたいに見られていたそうで。わかってる。こんなことしてる余裕はないのはわかってる。だけど、0km〜10kmでちょっとは遊んでおかないと、あとは地獄しかないし

 

 今回の私の作戦は、

 「とにかく足首に負担をかけない」

 前回ウォークでやらかした足首の疲労骨折を避けるため、スタートから登山用ストックを活用することで足への負担軽減を計ります。かつ、できるだけ同じペースで歩く!あと休憩は短めで!(理由は後述)

 ストックをカツカツ突きながら歩いていると、一緒に歩いてる方々から

 「ワタナベさん、ストック使うのが上手いですねー」

 と言われたので、

 「おいおい、股間のストック使いも大したもんだぜ?

 と返そうとしましたが、相手が30代男性だしそもそもそんな余裕出しちゃいけないし。

 

 で、超カジュアルルックの一人ノーガード戦法で参加していたみゆきさんは、

 「もー気持ち悪い!ホント気持ち悪い!」

 「口からウオッカー出てくるー!なんか出てくるー!」

 「足痛いー!絶対20kmでリタイアするー!」

 

 なんで参加したんだろうこの人

 

 仲間内からは、「面白いし飽きないから、最初のうちは連れて行こう。たぶん20kmでリタイアするから、そこで別れよう」と、まるでロケットのブースターみたいな扱いを受けている彼女に幸あらんことを。

 で、かくいう私は、自分のペースでひたすら単独歩行。言っておきますけど、仲間全員で一緒にゴール、だなんて無理ですから!夜のピクニック」にあったような、青春を語り合いながらゴールを目指す、だなんて夢だから!そんな甘いもんじゃないんですよ!遅れた人は置いていくし、私が遅れたら置いていってほしい!じゃないとみんなが遅い人に引きずられて共倒れる!( ゚д゚) 私は一人でもゴールしたらああああああ!!

 すたすたと歩き、何の問題もなく10kmのチェックポイントに到着!

 

 

 【10km〜20km】

 10km地点のエイドステーションで、時間調整のため全体でしばし休憩(まだ先導者を抜いてはいけない)。地べたに座って足をブラブラしていると、突然、男性が寄ってきて

 

 「あのー、ろじぱらのワタナベさんですよね?」

 「え、そうですけど…」

 「やっぱり、夏のイベントに参加したんですよ!サインください!」

 

 と、まさかのファンと遭遇。お話を伺うと、たまたまこの大会に申し込んでいたらしく、同じ大会に私も参加するのではないかと思っていた、とのこと。他にもイベントに参加した方に声をかけられたりして、

 

 

 どうしよう

 この絶対にリタイアできない感じ

 

 

 20kmのチェックポイントへ向かう間、みゆきさんは「もうやだー、痛いー、帰るー」と騒ぎながらも大声でエロしりとりを始めたり、カメラマンの前でY字バランスのままポーズしたり、逆立ちしたり、ほんと何なのこの人。すごいよ。もう20kmでリタイアしてもいいですよ。あなたの勇姿はこの目に焼き付けたよ。

 

 このあたりになると、私達もだいぶバラけてきました。知り合いの中では私が先頭集団にいましてね。私が速かったのは、とくに誰とも会話せずスタスタ歩いたから(※ここは泣くところではありません)

 いやだってそんな余裕ないって!後々ダメージがくるから、早めにペースを掴んでおかないと!

 そのうちみんな知るんだ……このころは幸せだった、って……。

 

 その5へ続く。

2011.06.08

 (1) (2) (3) (4)の続き!

 あっさり書くつもりが意外に長引いちゃって、本人がびっくりしているこの企画!

 

 <二度目の100km歩いてきました! その5>

 

 【20km〜30km】

 20kmのチェックポイント、スタート地点に戻りました。次は往復40kmの第2ルートに突入。先導者もいなくなり、個々のペースで歩くことになります。いよいよこれからが本番です!

 スタート時点では霧雨だったのが、いよいよ本格的に降りだしてきました。ここで雨具を着用。ずぶぬれの身体の上にカッパを羽織ったため、まあ湿度が気持ち悪いこと!でも、雨で体力を消耗することを考えると我慢するしかありません。あと80kmも残っているのですから。

 

雨の中、黙々と歩き続ける人達

 

 ここで、20km出発時間が重なったミルトンさんと行動を共にすることに(本当はもう一人居たのですがはぐれた)。医療系知識に通じた「歩くエイドステーション」ことミルトンさんにくっついていけば、残り80kmも充分に戦えることでしょう!それに彼女は陸上経験者らしいし、まあ私の足手まといになることはな

 

 スタスタスタスタ

 

 ( ゚д゚) 歩くの速えええええええええ!

 

 負けじとこちらもスタスタ歩きます。歩き続けてるので汗はだらだら。カッパの中が蒸されて大変なことに。

 後から聞いた話だと、「寒さにやられた」って人がけっこう居たんですが、私自身この100kmで、寒いと思ったことは一度もありませんでした。一定のペースで歩き続けたのが良かったのでしょうか。

 それにしても、

 

 

 景色に変化がない……orz

 前回の100kmの前半は東京都内を歩いたので、進むほど、風景に変化はあったんですよ。それが今回はまったくない!段差や信号が少ないのは有り難いが、本当に飽きる!退屈!どこまでも続く鈍色の世界、降り続ける雨、蒸す身体、痛む足。

 

 さあ辛くなってまいりました

 

 【30km〜40km】

 30kmのチェックポイントでは、温かいコロッケとメンチカツが配られていまして、これがまあ美味しいこと!いかにも地元のおばちゃんが「コロッケ美味しいから食べていきな」「頑張ってな」といった温かい言葉をかけてくださって、雨のなかホントありがとうございます!

 ですが、休憩所で長居をしてはいけません。前回の教訓から、「長く休むと身体が固まる」ということ知っております。どうせ休んだって足が全回復するわけないんですから、根っこが生える前にとっとと出発するのが吉!

 足の状態をチェックして、エアーサロンパス吹きかけて、水分をペットボトルに詰めて、コロッケを口に押し込んで、すぐ出発!「足の状態をチェック」と申しましたが、豆ができようが皮が破けようが足が折れてようが、あと70km歩 く し か な い わけで。

 

 

 雨はいまだ降りやまず、日没とともにあたりは一面の闇に。ここで配られたLED点滅灯をスイッチオン!ヘッドライトもスイッチオン!見えるのは、はるか遠くを通る道路の街灯、あと先行している方の赤色LEDのみ。

 

 

 ……真っ暗、だな……。

 今回のコースはサイクリングロードを使っているので、街灯はほとんどない。両側は田んぼ。その中を、ただひたすら歩く、歩く。

 

 ウシガエルって、本当に「モー」って鳴くんですね。

 カエルって、こんなに大声でケロケロ鳴くんですね。

 雨なのに、ヘッドライトをつけると、虫って寄ってくるんですね。

 

 暗闇のなか、雨に濡れつづけ、田んぼの真ん中で、「モー」「ケロケロケロ「ぶーん」」「ケロケロケロ」「モー」「ケロケロケロ」「ぶーん」」「モー」「ケロケロケロ」「ぶーん」 ( ゚д゚)ぬああああああああ頭がおかしくなるわあああああ!ぷんぷくりーん(怒)!

 「( ゚д゚)ぷんぷくりーん!(怒)」

 「( ゚д゚)ぷんぷくりーん!(怒)」

 「( ゚д゚)ぷんぷくりーん!(怒)」

 「( ゚д゚)ぷんぷくりーん!(怒)」

 

 

 「ぷんぷくりーん」だけで2時間乗り切りました

 (女子力は一切あがりませんでした)

 

 

 この第二ルート、片道20kmで往復40km。往復ってことは、同じ道をまた戻ってくるんですね。で、30km〜40kmを歩いていると、早くも折り返してきた先頭の方とすれ違いまして。もうこんなに進んでいるの!?すでに10kmも差がついているってこと!?

 それも、すれ違う方すれ違う方、みんな私よりはるかに年上なんですよ。もう初老って言ってもいいレベル。なにこの体力の違いはいったい!?

 

 軽くへこみつつ、累計40km地点に到達。ここから第二ルートを折り返すよ!
 

 

 その6へ続く。

2011.06.09

 牛ランプステーキ弁当。

 高級牛のレアステーキがご飯の上に乗っている、

 とても高くて美味しいお弁当。

 

 閉店間際のスーパーで3割引。

 これは買うしかないと。

 

 購入し帰宅。

 レンジで温めて食べようと、温めて、

 温めて、

 温めて、

 温めすぎて、

 レアなお肉がこんがり熱が通って、

 

 夏。

2011.06.10

  (1) (2) (3) (4) (5)の続き! まだ100kmの半分もいってない有様!この苦痛よみんなに届け!( ゚д゚)

 

<二度目の100km歩いてきました! その6>

 【40km〜50km】

 40km地点のチェックポイントではバナナを食べ、休憩短めですぐ出発!それにしても、

 

 一度来た道を戻るって精神的に辛いよね

 ひたすら穴を掘っては埋める刑罰を彷彿とさせるよね

 (※次第に精神を蝕まれています)

 

 第2ルートの往路では私より速い人たちとすれ違い、復路では私より遅い人とすれ違うことになるわけで。ってことは、ここで仲間と出会える!みんな元気かなー!?

 まずすれ違ったのは脱出組。みんなまだまだ元気そう!

 「がんばれよー!もうちょっとでチェックポイントだぞー!(≧▽≦)」

 次にmoonさん達ともすれ違い、ってみゆきさんまだ歩いてるうううう!Σ( ̄□ ̄;

 20kmでリタイアすると思っていたみゆきさんが、moonさんらと一緒に、雨のなか、まだ歩いていたんです!これはすごい、予想外!

 あーほんとうに足いたい、んと無理ー!もう帰る―!

 

 ドップラー効果の弱音を聞きながらすれ違いました

 

 

 仲間らと会うことで気が紛れたのか、比較的すんなりと50kmチェックポイントへ到達!ここは先ほどコロッケを食べた休憩所ですね。

 雨はますます強くなっており、足は痛み、ゆっくりと休みたい気持ちがわき上がりますが我慢!ここは我慢!足が固まっちゃうから!すぐ出発!

 

 

 【50km〜60km】

 第2ルートも残り10km。この区間を歩けば60km地点、すなわちスタート地点に戻りますよ!

 夜で塗りつぶされた田園の道を、「モー」と「ケロケロ」にまみれながら淡々と歩いていると、

 

 ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ 

 

 規則正しい電子音が後ろから聞こえてきます。えっ何?何の音?その音がだんだん背後から迫ってきて、急に、

 

 「いやー、いいペースで歩いてますねー」

 

 見ると、中年の男性参加者が杖を突きながら歩いています。帽子には小さな機械が付いていて、そこからメトロノームのように定期的な電子音が流れているようです。

 

 「私ね、このリズムでのみ歩いているんですよ」

 

 その男性としばらく雑談したのですが、絶対に歩くペースを崩さないよう、リズムに沿って淡々と歩いているそうです。人に抜かれようが抜こうが気にしない。電子音が刻むリズム通りに、右、左、右、左と足を出し続ける。その方、信号待ちでもリズム通り足踏みしてましたからね。そこまで徹底しているのは凄い。

 しばらく一緒に歩いたあと、男性は、前方の闇へと消えていきました――と思ったら、途中にあったコンビニで追いつき、あちらが買い物している間に私どもは先に出発することに。まああのペースであれば、きっと100km歩けるでしょう!

 一緒に歩いていたときに、男性が、

 

 「私、昨年の80kmも参加して、完歩したんですよ」

 

 80kmと100kmはだいぶ違いますよ、とは言ったのですが、はたして伝わったかどうか。

 さまざまな出会いと別れを繰り返しつつ、トータル60kmを歩いてスタート地点へ到着!

 いよいよ最後の第三ルート、残り40km!

 

その7へ続く。

 




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