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よりもい聖地 南極の旅(5) 「ふたつの保険」…旅行保険とクルーズ保険

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ふたつの保険

南極旅行を申し込んだら、次に検討すべきは「保険」です。

参加費用は高額。旅程は長期間。さらに目的地は遥かな地・南極。ゆえに、さまざまなリスクがあります。

「出発直前で怪我や病気になり、参加できなくなる」「旅行中に大怪我をしてしまう」「旅先で病気になってしまう」「ツアーに金田一という参加者がいる」「江戸川コナンという子供もいる」

……といったリスクに対応すべく、各種保険に加入する必要があるのです。ちなみに、最後の2つだった場合、もうツアー止めよう!理由は言えないけど、そのツアーは中止にしよう!そのほうが良(※ここで文字は途切れている)

 

南極クルーズに必要な保険は、大きく2つあります。

海外旅行保険

まずは海外旅行保険です。特に大事なのは「治療・救援費用」をいかにカバーするか。

現在加入している保険や、クレジットカードに付帯する保険でも、カバーされるとお思いになるかもしれません。

しかし、これは南極クルーズ。

クルーズ船には医者が乗船していますが、船上では対応できない、どうにもならない症状の場合は、航空機による輸送・治療が行われるそうです。

その費用たるや、数千万円から数億円にいくこともあるらしく。

つまり、「限度額がない、無制限の治療・救援費用」をカバーする保険に入っておくことが推奨されます。必須ではないんですが、そんなの怖いから絶対に入るわ!!「南極で負った借金をFXで返済するブログ」とか作りたくないわ!

 

治療・救援費用は無制限

 

保険受付:「ちなみに、治療・救援費用は無制限として、死亡保険金によって保険料が変わってきます。いかが致しますか?」

ワタナベ:「あ、特に残す人もいないんで、死亡保険金は最安値で」

 

ということで、保険料をお安くできましたよ!まったく、「たまたま独身」で良かったなー!独身は得しかないな!ガンッ(机に額を打ち付ける音)

ちなみに、それでも保険料は数万円かかりました。いまならナチュラルな気持ちで言える!5000兆円欲しい!

クルーズ特約保険

そしてこれが、クルーズ旅行独特の保険。

クルーズ旅行は、その性質上、キャンセル料が発生する日付が、通常の旅行よりも「かなり早く」設定されています。

今回の南極旅行の場合、キャンセル料発生は、

 

当コースでは出発180日前に取消料が発生いたします。

 

なんと半年前。今回参加したツアーでいうと、2018年の7月29日から発生しています。

覚えてます?7月29日。日本全国で気温が40度超えたって騒いでた時期ですよ。あの時期にすでにキャンセル料20%がかかる!しかも中年にひゃくまんえんのキャンセル料20%って、もうすでにとんでもない額!それだけで別の海外旅行に行ける!

そんなわけで、参加できなくなった場合の旅費をカバーする保険がクルーズ特約保険、正式にはは「クルーズ旅行取消費用担保特約の保険」となります。

クルーズ特約保険の一例

本人が死亡・病気怪我等で参加できない場合、費用が戻ってくる仕組みです。

こちら、クルーズ旅費160万(早期割引)をカバーすると、だいたい保険料として5万円弱かかります。5万円て。これも格安のだったら別の海外旅行に行けるよ。

 

保険受付:「保険の対象となる御本人の他に、配偶者のご不幸によるキャンセルにも対応しています」

ワタナベ:「あ、そういうの大丈夫なので、問題ないです」

 

 

なんだろう。

この旅、私の精神を細かく削りにきている気がする

 

 

そして、これは窓口で教えていただいたのですが、例えば

前日までキャンセル…キャンセル料50% 当日キャンセル…キャンセル料100%

といったポリシーの場合、160万円の50%、80万円分を保険でカバーしておく
――そのかわり当日キャンセルせざるを得ない場合、残り50%分は諦める――といった方法で、保険料を若干節約することもできます。それでも近場に旅行できるぐらいはするけどね!本当に!(ガンッ) 自宅に!(ガンッ) 油田が!(ガンッ) 欲しい!(ガンガン)

 

こうやって、すこしずつ財布の厚みを減らしつつも、南極への足固めを進めていきました!ちなみにまだこの時点で、出発まで半年残ってますからね。南極、遠いんだよ!距離はもちろん、日程も遠いんだよ!キマリたちが南極到達まで8話もかかってるのは伊達じゃないよ!

 

一生に一度だけの旅 極上の世界旅行

 

その6へ続く。