僕は八角を知らない
急にチャーシューが作りたくなりました。
ふふ、男の子って、そういうところ、あるよね。(上目遣い)
さっそくレシピを確認し、材料リストをメモして、近所のスーパーへ。
この豚野郎め!!と罵りながら豚肩ロースブロックをカゴに入れ、長ネギを入れ、と順調に材料をチョイスしていたワタナベさん。
ところが材料リストに、とある文言を見つけ、刹那!動きが!止まる!
八角
八角って、何かね?(北の国からの菅原文太顔)
いや、正直言って、八角がどういうものかは知っている。中華料理に使われがちな、香りがいい、なんか、そんな感じの材料なんでしょ?私が何も知らない、うぶな少女だって思わないでよねっ!
私が知りたいのは、八角とは、野菜なのか?香辛料なのか?それとも生物なのか?
これがわからないと、スーパーで探しようがない。
八角という名のとおり、「星型をしている」ということは知っている。しかしそれは、オクラみたいな星型の野菜を輪切りしたものなのか、それともそのままの形で「生えて」いるのか。もしかしたら……海岸の岩に張り付いた、貝みたいな生物の可能性もあるぞ……。
しかし、私も歳を重ね、あるスキルを見つけています。
「知らないことは恥も外聞もなく店員さんに聞け」スキルであります!
さっそく近くにいた、初老の店員さんに聞いてやりましたよ。流暢な日本語でね。
ワタナベ「あ、あのっ、は、八角って、どこにありますか?」
店員A「八角!あー、たぶん野菜コーナーだと思うんだけど、ちょっと待ってくださいね……」
他の店員を探しに行く店員A。ついていく私。
店員A「あの、八角ってどこにあります?」
店員B「ア、スイマセン、私解ラナイデス」
店員A「あーそうですか、困ったなー、まいったなー……」
ワタナベ「あ、なんかすいません、もう大丈夫です、自分で探します……」
結局、八角がなにかわからぬまま、帰宅しましたとさ。
つまり、今日の日想は何が言いたいかというと、
八角を
知らないことが
発覚
しちゃった
なー
八角って、何かね?(ダメ押しの菅原文太顔)