キャスター、仕事しろ
タイトルを見て、ダヴィンチちゃんや水着ネロとのめくるめく夜伽話を妄想した人、病気です。その劣情は薄い本で晴らすが良い。
先日、「おっさん4人を見るために日本中から人が集まるイベント」こと、どうでしょう祭に参加するため北海道へ旅行したときのお話です。
早朝。空港へ向かおうと家を出た5分後、なーんかキャリーバッグから異音がするなぁ、と思ったら、キャスターが一つ取れてました。
おいおいおいおい。
このキャリーバッグ、買ってからまだ1回しか旅行してないぞ。
「保証は効くのか」「でもアウトレットで買ったから保証ないんじゃ」「旅行保険は使えるのか」など、さまざまな思いが渦巻きましたが、空港バスの出発は刻一刻と迫っております。とりあえず三輪でも運べることは運べるので、注意しながらバスに乗り、空港へ向かいます。
羽田から新千歳空港へ。
新千歳空港のターンテーブル前でキャリーバッグを待ちながら、キャスターの修理できるかな、札幌で修理店はないかな、などと、現地での修理を検討します。
すると、私のキャリーバッグが回ってきました。
キャスターがもうひとつ取れてました。
いやいやいや。
いやいやいやいやいや。
残機2かよ。
残機2というより、残機1になったら詰むぞ。1輪になったら運べなくなるぞ。ていうか、2輪でも運ぶのギリだぞ。
しかも今度は、取れたキャスターすら見当たらねぇ
さあ、急に旅の難易度が跳ね上がりました。荷物は重い!車輪は2輪!外は雨!
そんなハードモードは求めてなかった
いよいよこれは修理するしかありません。札幌近辺で、スーツケースを修理できそうな店に電話して確認してみます。
ところが、どこも「修理工場に送付して、見積もりを出してから修理」とのこと。
その場で直してくれそうなところが見つからない。
……。
………。
仕方なく、2輪になったキャリーバッグをなだめつつ、ホテルに向かい、2輪のキャスターを置いておきました。
整備されている札幌の地下道に感謝するしかない!
どうでしょう祭を楽しみ、どうでしょう新作に「そうそう、こういうのでいいんだよ」という顔をして、いよいよ帰宅です。
新千歳空港から羽田に飛び、羽田のターンテーブル前で荷物を待ちます。
そのとき、私が思っていたこと。
これでキャスターがさらに一つ消えて、1輪になってたら、内臓がよじれる勢いで面白いな
きっと俺、ターンテーブルの前で1時間ぐらい、突っ伏して笑うな
もうこうなると「いっそもうひとつ無くなって、1輪になってろ!もしくはなぜか増えて5輪ぐらいになってろ」と思うじゃないですか!
ターンテーブルが動き出し、いよいよ私のキャリーバッグのお出ましです!!
2輪のままでした
(゚Д゚)そういうとこだぞー!!!!!!!
というわけで、我が家にはまだ、2輪(元4輪)のキャスターがあります。
ちょっと傾いてます。