点滴が難しい男
以前の日想で書いたと思うのですが、私の腕は、すこぶる注射がしにくいみたいなんです。
最初、左腕に注射しようと上腕を縛って血管を見るものの、
看護師「……やっぱり右腕にしましょうか」
と玄関チェンジをされることも珍しくありません。
なので最近は、
看護師「左腕と右腕、どちらに射ちますか?」
と希望を聞かれたら、
ワタナベ「左右どちらでも良いんですけど、みなさんどちらかというと右腕に射ちますね」
という、景品交換所の場所を聞かれたときのパチンコ店員みたいな回答をしています。
さて先日のお話。
とあるクリニックで点滴をすることになり、看護師さんが何も聞かずに私の左腕に注射しようとしました。
そして案の定、苦労されている。
そこで私が、
ワタナベ「右腕に射っても大丈夫ですよ」
と、腕チェンジを勧めたところ、
看護師「あ、ありがとうございます!血管太そうって思ったんですけど、意外と細くてビックリしました!」
血 管 太 そ う ?
私はそのあたりに詳しくないのでわからないのですが、「血管が太そうな人」ってあるの?????
血管が太そうな人ってどういうこと?????
―――私の混乱をよそに、右腕で点滴が完了しました。
まあ、「太そうで実は細い」って、血管の話で良かったな!!血管の話で!!別の話だったら泣いてたもんね!!(完