人生初の○精をしてしまったかもしれない
夢○をしてしまったかもしれない。
このタイトルだけで嫌な予感がして、ブラウザを叩き閉じるのはいい判断だと思う。
この情報過多の世界において、文面から危機を察する力は重要である。尊重してほしい。大切になすってください。
そしてこの文以降は、そういった危機管理能力に乏しい、純粋な、穢れを知らない、無垢な、ろじぱら読者に対して語っていくことにする。要するに「独り言」である。
もう一度言うが、○精をしてしまったかもしれない。
なかなかにキモい話だと感じたことだろう。なんなら書いてる本人すらキモいと思っている。
事の経緯を説明しよう。
昨晩。普段は一度寝たら朝まで熟睡コースの私だが、なぜか夜中に目が覚めた。
さてはトイレか。自らの膀胱に問いかけるが、「行ってもいいけど行かなくてもなんとかなる感じ」という曖昧なレスポンス。おまえ最近そういうところあるぞ。ちゃんと答えてくれよ。
しかし、目が覚めたのならば仕方がない。ついでにトイレに行っておこう。
トイレに向かう途中、給湯器のデジタル時計は2時34分を照らしていた。覚えやすい数字だったから記憶にある。
トイレに入り、パンツを下ろしたところで、異変に気付いた次第である。
「出ている」と。
これが年齢一桁台、または十代前半の話だったら微笑ましくもあろう。ある種の武勇伝、もしくはおもしろエピソードとして場を盛り上げられる話だったかもしれない。しかし小生、46歳である。どちらかというと「介護」「ケア」という要素が先に出てくるお年頃。
パンツを下ろしたとき、最初に「失禁ッ!?」って思ったもの。ついにその領域まで来たか、と。
しかし、感触が違う。バニ汁(バーニング汁)のようなのだ。
しかし、これが夢○としても、困ったことに心当たりがまったくない。
「ムラムラしていたんじゃない?」と思われるだろうが、まったくそんなことはない。
これが蟹工船に送られて半年後の二段ベッドの上でした、だったらまだわかるが、こちとら定期的にセルフバーニングしている。
なんだったら昨晩も寝る前にバニってる。なんならバニりすぎて汁がでないこともあるのに。
次に、なにかとんでもない淫夢を見たのかと思ったが、夢のなかにビル・ゲイツが出てた時点でその線も排除されよう。
ていうかなんで出てきたんだビル・ゲイツ。たしかに昨晩のニュースに出てたけどさ。よりによってこのタイミングで初出演することもないだろうに。
そもそも、これは本当に○精なのだろうか。
いままで夢○をしたことがないから私には判断がつかないし、他の男子はどうやって「俺は○精した!!!」と判断したのだろうか。もっと若いうちに聞いておくべきだった。私には「そうだ、夢○だ!! チカパシ!!」と教えてくれる谷垣ニシパはいなかったのだ。自らの不明を恥じるばかりである。
というわけで、書けば書くほど「夢○!」というより「老化ァ!」という要素が強いように思えてきたが、事の経緯は以上である。
これからも同様の事態に直面したら、みなさんに報告していこうと思う。純粋な、穢れを知らない、無垢な、ろじぱら読者であるあなたに対して。