本日の更新はお休みいたします(床からの更新)。
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準備編の続き!
さまざまな不安を抱えつつも、我々3人は徳島に降り立ちました。
初日は、四国八十八ヶ所の霊場を巡ったり、
ロープウェーに乗って山々を越えたり、
その山々の中腹にある、芸術的なオブジェまで歩いて行ってみたり、
……と、たっぷりと徳島を楽しみました。
美味しい徳島料理を堪能しつつ、しっかりと温泉にも入って、体調は万全!
明日は湯桶丸(ゆとうまる)に登山です!
翌日は快晴!これ以上ないほどの登山日和!
まずは車で、湯桶丸の登山口まで向かいます!
「これ、駐車場はどこですかね」
「ここかな……?いや、もうちょっと行ってみましょうか」
そう、この湯桶丸という山、秘境すぎてネットでも参考とすべき情報が少ないのです。なんという手探り感!登山する前からすでに、登山は始まっているのだ……!
「じゃあ、ここで駐車して、登山口まで歩きましょう」
駐車場(と思われる場所)に車を停め、登山する体制を整えて出発!
それにしてもいい天気!まさに行楽日和です!
「あれ、ここにも車を停められそうですね。ここまで車で来られたんじゃ」
「言うな、もう遅い」
山道をひたすら登っていきます。意外と距離あるな……。
「あ、ここにも駐車できましたね」
「言うな言うな」
2時間ほど歩いて、ようやく登山口まで到着!
2時間て!すでにもう登山した気になってるよ!!
すると、急に斜面を登り始めるサカイさん。
「えっサカイさん、急にどうしたんですか」
「いや、登山道はこっち」
(゚Д゚)えー!!!
右の道じゃないの!?そっち??
そう言われて、たしかによーく見ると、登山道を示す赤いテープが巻いてある……!
お、おおう……!さすが秘境……!
これ、地図&GPSがなければ、絶対にわからないやつだわ……!
だって何度見ても、
これで左に行くと思わないじゃない。
正直、サカイさんが左の斜面を登り始めたときは、「頭がどうかしてしまったのか」と思ってしまった……!すいません……!
気を取り直し、「登山道」を登りはじめます!
いやいやいやいや。
道、どこだよ。
これ大変なやつーー!!油断すると遭難するやつーー!!!!
整備されたイージーモードの山しか登ったことがない私、衝撃を隠しきれません!!!
そんな戸惑いのなか、3人は急斜面の「道」をどんどんと登っていきます。
手を使わないと登れないぐらいの斜面です。
ゴトウ「ワタナベさん、俺、軍手の予備がありますから、これ使ってください」
やだ……ゴトウさん優しい……(トゥクン…)
サカイ「今日のお昼は、お湯で戻すフリーズドライのご飯なんだけど、魔法瓶を忘れてきたので、水で戻します」
ワタナベ「ほう」
サカイ「お湯だと15分だけど、水なので、お昼の1時間前に水を入れておく。どうだこの段取りの良さ!」
ゴトウ「それ、段取りが良いというか、その」
午前11時ごろ。休憩がてら、フリーズドライのパックに水を入れます。
パックの封を切り、水を入れ、チャックを締めて1時間待つわけです。
ところが私、水を忘れるわ、いきなりチャックの「下」を切ってしまい、水を密閉できなくなるわ、と散々な有様。
サカイ「ワタナベさん、この水を使ってください。ボトルごとあげますよ」
ゴトウ「俺、ジップロックを持ってますから、これ使ってください」
やだ……二人とも優しい…… (トゥクン…)
こんなに優しいのに、なんでモテな
それにしても、
いい天気ー!!!!(≧▽≦)
ところどころで見える景色が最高です!
ただ、逆に言うと「ところどころでしか景色が見えない」「ベストコンディションなのにこんなに大変なら、天気悪かったらどうなるんだ」みたいな思いもある!これが山……これが秘境……!
大変だけど天気にも助けられ、登山口から2時間弱で、
山頂に到着!いえーい!(≧▽≦)
……
「あんまり展望は良くないですね」
「だから秘境なんですよ」
1時間前に水を入れておいたフリーズドライを、山頂で食します!山頂飯!
私はビビンバ!ジップロックのおかげで水漏れしていない!うん、ちゃんと美味しい!
「ワタナベさんの飯、絵面がひどい」
「ぶっちゃけゲロ以外の表現が見当たらない」
「自分でも残飯感あるなーって思ってます」
……というわけで、昼食後に下山し、往復6時間ほどで山行終了!楽しかった!
数日後、しっかり筋肉痛になりましたとさ。
妖精さん
妖精さん
昨晩はきつねうどんをありがとう
テーブルに置いてくれてありがとう
でもね
コーヒーのクリープはなんで置いてくれたのかな?
(絵本風)