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日記

 

リモートワークになってから、会議はWeb会議になりました。

Web会議といえども「人前に出せる顔じゃないので……」と、頑なに音声のみで会議を続けていた我々ですが、会社から「たまには顔を出せ、それがコミュニケーションだ」という昭和な方針が押し付けられました。

 

余計なことを。

 

チームの全員がそう思ったわけですが、「だったらこんな会社辞めてやらぁ!」みたいな度胸もない我々、顔出し会議の留意点を話し合って、

 

 

とりあえず服を着よう

 

 

になったという、数日前の実話。

日記

 

 

そう、これは寿司です。

小さいころ、飲み会のあった父親が、たまーにお土産でこの寿司を持ち帰ってくれました。おそらく飲み屋で持たされたんでしょうね。

すでに眠っていた私と弟も起きて、金魚に入ってる醤油をかけて、二人で食べたものです。夜中に起きてまで食べる寿司は、背徳的で、珍しくて、とても美味しくて。あの寿司はたまらなく美味しかったなぁ。

 

 

 

まだ父を、一人の人間ではなく「父親」としか見られなかった時代の話。

もう、あの寿司を食べることはできないんでしょうね――――。

(BGMに流れるGet Wild)

 

日記

横断歩道を渡ろうとすると、停まってくれる車が増えましたね。

まあそれは歩行者にとってありがたいんですが、自分が渡るだいぶ手前で、減速して停まろうとする車を見ると、「あ、なんか、もう先に行っちゃって大丈夫ですよ!?」ってなりませんか?

そういう気を使わせるのも申し訳ないので、自分は横断歩道へ向かうタイミングで車を見ると、ちょっと歩速を落として、車に先に行ってもらおうとするんですよ。

ところが。さらに鋭い人がいて、歩速の減速を察して、さらに手前で車速を落とすこともあります。

私もそれを察して、さらに手前で歩速を落として、

車をそれを察して、さらに手前で車速を落として、

私もそれを察して、さらに手前で歩速を落として、

車をそれを察して、さらに手前で車速を落として、

 

 

 

 

 

 こうして、永遠に横断歩道につかない歩行者と車。