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小説

 

 

――ということで、あらすじだけでこれは面白そう!となる小説です!アメトークの「本屋で読書芸人」でも推薦されて大人気になったみたいですね。

競技クイズの作法や回答方法をもとに推理を組み立てていくんですが、これがまた新鮮で面白い!私はハードカバーで読んだんですが、けっこう文量は少なめだったのでスイスイ読めました。最後の後味も含めて、面白かったです!夏の読書にどうぞ☆

 

 

小説

最近、活字を読んでないな、と思い、手に取ったのがこの本だったんですけど。

「方舟」夕木春央著

 

いやー、すごかった。最後まで読んで、しばらく呆然となった。

 

謎の地下建築に閉じ込められた9人。そこで起こる殺人。

誰か一人が犠牲になれば、残りは助かる。では生贄は誰になるべきか?殺人の犯人は?

 

ネットで評判は聞いてたんですよ。読んだ後、「これは評判になるわ」って納得できる作品でした!

ネタバレしたくないからあまり言わない!機会があったら読んでみればいいじゃない!そして震えろ!

 

小説

さあ諸君、とんでもない小説が世に出てしまったぞ。

今年1番、いや、ここ数年でNo.1じゃないかってぐらいに心掴まれた小説。

なめらかな世界と、その敵」だ!

 

ことの始まりは、下記のツイートを目にしたこと。

「ソ連が超高度AIを発明していたら?」

もうこの設定ひとつで完全に虜ですよ。そのままAmazonへぶっこんで本を予約。その時は単行本しか予約してませんでした。発売日、久しぶりに届いた紙の書籍。

表紙のアニメアニメしい萌え絵を、通勤電車で広げるのは躊躇したけど。これが一度読み始めたらもう止まらない!この本のせいで電車を何度乗り過ごしたことか!これはやべぇ作品が世に出たもんだぜ!!!

それじゃあ同志諸君に、収録されている短編を、ネタバレなしで少しだけ紹介するぜ!

 

なめらかな世界と、その敵

冒頭の一行を読んで

「あれ?私、頭おかしくなったかな?」

と思わせてくれる、表題にして最初の作品。最初のページをこんなに読み直したのは初めてだぜ!かつてないほどに想像力が疲弊する!

 

美亜羽へ送る拳銃

全体的に「伊藤計劃っぽい!」と思っていましたが、まさに伊藤計劃の「ハーモニー」にトリビュートを捧げたという作品。脳をコントロールできる世界での愛情とは何か、を我々は問われているんだ!

 

シンギュラリティ・ソヴィエト

きたぜえええええ!最ッッッッッッ高だ!

ソヴィエト連邦の人工知能が、アメリカより先に「技術的特異点(シンギュラリティ)」を突破した世界。東と西のAIが覇権をめぐりせめぎ合う!共産主義を軸とした人工知能が織りなすディストピアを堪能せよ!!

 

ひかりより速く、ゆるやかに

シンギュラリティ・ソヴィエトを堪能し、満腹になった後にぶっこまれる極上ステーキ。未曾有の災害に巻き込まれた新幹線の乗客をめぐり、同級生が、親が、世界が動いていく。すべてをコンテンツとして消費する現代を皮肉りながら、こんなキレイな終わり方できるの?っていう、ラストにふさわしい名作!

 

この本の魅力を伝えたいけど、ネタバレできない私のもどかしさを感じてほしい!さあ諸君!ポチれ!めくれ!そして堪能せよ、10年代最後に羽ばたく天才の御業を!!!