1up
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日記

 

なんかもう、

「バカには見えない髪の毛です」

いいんじゃないだろうか。

日記

昨晩のことです。

酔っ払って自宅へ帰る途中、自販機でスポーツドリンクを買おうと思いました。

 

その自販機はICカードが使えない、現金のみ可のストイックな自販機で。

小銭がなかったので、千円札を入れ、180円のアクエリアスをぽちっと。

ゴトンガタン

お釣りをちゃんと回収し、ドリンクを取り出そうとして、取り出し口を見て、

ドリンクがない。

 

あれ?何かが落下してきた音はしたよな??どこかに引っかかってるのか??

取り出し口から手を入れ、可能な限り内部をまさぐりましたが、何もない。

買ったジュースが消えてしまいました。

 

さて。酔った頭で考えをめぐらせます。

自販機に書かれた連絡先に電話をし、現状を伝えれば、なんらかの補填が得られる可能性はあります。

でもなぁ。180円なんだよなぁ。

無くしたと思えば諦めがつく金額なんだよなぁ。面倒だなぁ。

 

ただ、この自販機、自宅の最寄りの自販機なんですよね。

次に買って、まーたジュースが落ちてこなかったら、それはちょっと嫌だ。

それより内部で詰まってたりしたら、私以外の人がここで買っても、ジュースが出てこない可能性はあります。

であるならば、早めに自販機ベンダに連絡すべきでしょう。

でもなぁ、たった180円なんだよなぁ。

 

いろいろ考えましたが、意を決して電話しようと。

180円のための作業と思うと、ちょっと面倒ではありますが、仕方がありません。

自販機にかかれていた番号に連絡します。

 

「すでに業務は終了しました。御用の方は、業務時間内にご連絡いただくか、留守電に伝言をお願いします。」

 

180円なんだよなぁ。

 

明日になったら絶対に面倒になって電話しない、と思いましたので、留守電に残しておきました。

 

 

そして今日です。

180円のことを完全に忘れていたところに、ベンダから電話が来ました。

窓口の方は、とても恐縮して電話してくれたんですが、180円ですし。本当に忘れてたし。

自販機アプリに180円分振り込んでくれるとのことでした。

良かった。これが銀行振込とかだったら、「振込手数料のほうが高い!1・8・0・円!!!!」ってなるところでした。

 

そんな180円のお話。

 

小説

最近、活字を読んでないな、と思い、手に取ったのがこの本だったんですけど。

「方舟」夕木春央著

 

いやー、すごかった。最後まで読んで、しばらく呆然となった。

 

謎の地下建築に閉じ込められた9人。そこで起こる殺人。

誰か一人が犠牲になれば、残りは助かる。では生贄は誰になるべきか?殺人の犯人は?

 

ネットで評判は聞いてたんですよ。読んだ後、「これは評判になるわ」って納得できる作品でした!

ネタバレしたくないからあまり言わない!機会があったら読んでみればいいじゃない!そして震えろ!