よりもい聖地巡礼(南極)

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出発も数ヶ月前に迫ってきた、ある日。

阪急交通社から、要提出書類が送られてきました。

 

要提出資料の数々

 

まず、南極環境保護法に基づく届出書「環境省へ提出する書類」は、何も問題ありません。住所氏名を記載して、押印すれば完成です。

問題は、もう片方の「健康質問書」のほうです。

 

旅行者健康診断書

 


これからご参加いただく探検クルーズは、隔絶された地域への探検クルーズです。(中略)このような特殊な地域には、陸上での一般的な医療設備がございません。

クルーズ船には有資格医師と看護師が同乗し、基本的な医療サービスをご提供する医務室を備えておりますが、船内の医療は陸上の一般的な高度医療設備からはかけ離れております。

お客様ご自身に快適かつ安全にお過ごしいただくため、船医が皆様の健康状態を認識できますよう、お客様の掛かりつけ医とともに本診断書へご記入いただきますようお願い申し上げます。


 

なるほど、確かにこれから行くところは、文明が存在しない場所・南極です。事前に健康状態を確認し、診断書を出すことは、やぶさかではありません。

やぶさかではないのですが、ただ問題は、

掛かりつけ医に相談し、すべて英語で記載すること」。

 

かかりつけ医。

私も齢42になり、立派な中年になりました。この歳になれば、そりゃよく行く病院や、馴染みのお医者さんはいます。いるんですけど、

 

 

 

耳鼻科と泌尿器科は、なんか違う気がする。

 

 

いや!お願いしたら診断書を書いてくれるとは思う!思うんだけど、もうちょっと内科寄りというか、そういう所のほうが適任な気がする!

よしんば泌尿器科に行って、診断書をお願いして、

「前立腺の肥大はお薬で抑えているから大丈夫! ( ・ㅂ・)و ̑̑  グッ」

という情報を書いてもらって旅行会社に出したとして「そういうことじゃねぇんだよ」と言われそうな気がする!いやただの予想だけど!なんとなく!

 

人間ドックで相談だ

ここで、思いついたわけです。

「俺、毎年、人間ドックを受けてるじゃないか」

と。

そうだそうだ!まさに全身を、それこそ尻から内視鏡を入れてまで全身を、診断してもらってるぢゃないか!

そこの病院に相談すれば、「あ、この人、性癖はアレだけど健康状態は良好です」という診断書が頂けるに違いありません!なんだー、気づいてよかったなー!

 

人間ドック病院:「すいません、うちでは承ってないんですよ」

( ゚Д゚)えーーーー!!!!

 

これ以上なく適役だと思ったのにー!どうして!?性癖!?性癖が悪いの!?

 

インターネッツに相談だ

いまから見ず知らずの病院に飛び込むぐらいなら、いっそ、ネットの知り合いやフォロワーのお医者さんにお願いしてみる?……とも思いましたが、さすがにその方に「私の健康を保証しろ!なにかあったら対応よろ!」というのも酷い話ですし、

「それで依頼してくるなんて、健康状態の前に頭が心配」

とか

「ほら……ワタナベさん……フフ……健康だろうけどさ……ププッ……頭皮は……ププッ……頭皮とか毛根とかさ……大丈夫……ププッ……クルーズには関係ないけど……大丈夫ププッ……なのかな……」

( ゚Д゚)とか言われるに決まってんじゃーん!?(※妄想です)

 

あ゛ーいよいよ困った!どうする!

と、インターネットで検索したところ、ようやく解決策にたどり着きましたよ。

 

「トラベルクリニック」

 

「トラベルクリニック」で検索すると、英文診断書の作成や予防接種など、まさに旅行のための医療手続きができるお医者様が出てくるのです。はやく言ってよねー!あぶなく被害妄想で引きこもるところだったわ!!別の理由で病院に連れて行かれるところだったわ!

 

トラベルクリニックに相談だ

さっそく、近場のトラベルクリニックを予約し、行ってきました。

対応してくださった女医さんに、ことの顛末を話し、診断してもらいます。

 

女医:「現在飲んでいるお薬はありますか?」

ワタナベ:「はい、(現物を出しながら)コレとコレです」

女医:「これは何のお薬ですか?」

ワタナベ:「はい、育毛剤です

 

あれ?何だこのプレイ?

 

女医:「こちらは何ですか?」

ワタナベ:「前立腺肥大のお薬です」

女医:「ああ、そうですね。前立腺は大丈夫ですか?

ワタナベ:「はい、大丈夫だと思います」

 

あれあれ?何だこのプレイ??

 

そんなわけで、まさに我が身の恥ずかしいところをすべてさらけ出し、診断書は無事完成いたしました!

ちなみに作成代は1万円。ほんと、あらゆる所でお金がかかるな南極さんは!!!( ゚Д゚)

 

 

 

その7へ続く。

日記

先ほど、ネット関係のインタビューを受けてきました。

このお話は、記事が掲載されたらまたご紹介するとして、

「毎日更新しているが、ネタがない日はどうしてるのか?」

という質問をいただきました。

 

回答として、

「ネタがないことをネタにして更新しています」

とお答えしました。

 

つまり、今日の日想は

「ネタがないことをネタにしたことをネタにする更新」

となります。みなさん、この日想を引用してネタにすれば、

「ネタがないことをネタにしたことをネタにする更新をネタにする更新」

となります。さあどんどん引用していこう!(ネタゲシュタルト崩壊中)

よりもい聖地巡礼(南極)

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ふたつの保険

南極旅行を申し込んだら、次に検討すべきは「保険」です。

参加費用は高額。旅程は長期間。さらに目的地は遥かな地・南極。ゆえに、さまざまなリスクがあります。

「出発直前で怪我や病気になり、参加できなくなる」「旅行中に大怪我をしてしまう」「旅先で病気になってしまう」「ツアーに金田一という参加者がいる」「江戸川コナンという子供もいる」

……といったリスクに対応すべく、各種保険に加入する必要があるのです。ちなみに、最後の2つだった場合、もうツアー止めよう!理由は言えないけど、そのツアーは中止にしよう!そのほうが良(※ここで文字は途切れている)

 

南極クルーズに必要な保険は、大きく2つあります。

海外旅行保険

まずは海外旅行保険です。特に大事なのは「治療・救援費用」をいかにカバーするか。

現在加入している保険や、クレジットカードに付帯する保険でも、カバーされるとお思いになるかもしれません。

しかし、これは南極クルーズ。

クルーズ船には医者が乗船していますが、船上では対応できない、どうにもならない症状の場合は、航空機による輸送・治療が行われるそうです。

その費用たるや、数千万円から数億円にいくこともあるらしく。

つまり、「限度額がない、無制限の治療・救援費用」をカバーする保険に入っておくことが推奨されます。必須ではないんですが、そんなの怖いから絶対に入るわ!!「南極で負った借金をFXで返済するブログ」とか作りたくないわ!

 

治療・救援費用は無制限

 

保険受付:「ちなみに、治療・救援費用は無制限として、死亡保険金によって保険料が変わってきます。いかが致しますか?」

ワタナベ:「あ、特に残す人もいないんで、死亡保険金は最安値で」

 

ということで、保険料をお安くできましたよ!まったく、「たまたま独身」で良かったなー!独身は得しかないな!ガンッ(机に額を打ち付ける音)

ちなみに、それでも保険料は数万円かかりました。いまならナチュラルな気持ちで言える!5000兆円欲しい!

クルーズ特約保険

そしてこれが、クルーズ旅行独特の保険。

クルーズ旅行は、その性質上、キャンセル料が発生する日付が、通常の旅行よりも「かなり早く」設定されています。

今回の南極旅行の場合、キャンセル料発生は、

 

当コースでは出発180日前に取消料が発生いたします。

 

なんと半年前。今回参加したツアーでいうと、2018年の7月29日から発生しています。

覚えてます?7月29日。日本全国で気温が40度超えたって騒いでた時期ですよ。あの時期にすでにキャンセル料20%がかかる!しかも中年にひゃくまんえんのキャンセル料20%って、もうすでにとんでもない額!それだけで別の海外旅行に行ける!

そんなわけで、参加できなくなった場合の旅費をカバーする保険がクルーズ特約保険、正式にはは「クルーズ旅行取消費用担保特約の保険」となります。

クルーズ特約保険の一例

本人が死亡・病気怪我等で参加できない場合、費用が戻ってくる仕組みです。

こちら、クルーズ旅費160万(早期割引)をカバーすると、だいたい保険料として5万円弱かかります。5万円て。これも格安のだったら別の海外旅行に行けるよ。

 

保険受付:「保険の対象となる御本人の他に、配偶者のご不幸によるキャンセルにも対応しています」

ワタナベ:「あ、そういうの大丈夫なので、問題ないです」

 

 

なんだろう。

この旅、私の精神を細かく削りにきている気がする

 

 

そして、これは窓口で教えていただいたのですが、例えば

前日までキャンセル…キャンセル料50% 当日キャンセル…キャンセル料100%

といったポリシーの場合、160万円の50%、80万円分を保険でカバーしておく
――そのかわり当日キャンセルせざるを得ない場合、残り50%分は諦める――といった方法で、保険料を若干節約することもできます。それでも近場に旅行できるぐらいはするけどね!本当に!(ガンッ) 自宅に!(ガンッ) 油田が!(ガンッ) 欲しい!(ガンガン)

 

こうやって、すこしずつ財布の厚みを減らしつつも、南極への足固めを進めていきました!ちなみにまだこの時点で、出発まで半年残ってますからね。南極、遠いんだよ!距離はもちろん、日程も遠いんだよ!キマリたちが南極到達まで8話もかかってるのは伊達じゃないよ!

 

 

その6へ続く。