3-1
PAYPALとはどんなサービス? さて、PAYPALというサービスについて。このサービスは、メールアドレスに対してお金の振り込みが出来るサービスなのだそうです。お金をメールで送る感覚ですね。つまりメールアドレスさえ分かっていれば振り込みが可能であり、氏名・口座番号等をサイトで公開しなくても、お金を受けることができるのです。 さらにこのサービスの凄いところは、PAYPALに加入していないユーザのメールアドレスにもお金が送れる、ということです。加入していないユーザに送金すると、そのユーザに「あなたのメールアドレスに振り込みがありました。サービスに加入するとお金を引き出せますよ」というメールが届きます。そんなメールが来たら、誰だってサービスに加入しますね。事実、PAYPALが米国で爆発的に普及したのは、この方式によるところが大きいそうです。
3-2 PAYPALと投げ銭 このPAYPALを使えば投げ銭だってあら簡単。メールアドレスさえ公開していれば、誰でもサイト上でWeb投げ銭が受けられます。逆に、Web投げ銭を受けるつもりのない管理人・受ける覚悟のない管理人にも、お金が飛んでくる可能性(危険性)があります。 メールアドレスを公開する=不特定多数からお金が投げ込まれる可能性がある ということなのです。日本版PAYPALサービスが開始されれば、個人サイト間での金銭授受に革命をもたらすことになります。それによりWeb投げ銭が行なわれる機会も増すでしょう。しかし、私はこのサービスが開始され、投げ銭が飛び交うことにより、ある種の問題点が発生すると考えております。
PAYPALによって引き起こされる問題とはどのようなものでしょう?私なりに、実際にありそうなケースを幾つか考えました。
「××にさ、『これからも頑張ってください!』って○○円送ったのに、今日サイトを見たら閉鎖してた。お金を返して欲しい」 「××ちゃんの着てる服は似合わないと思います。○万円送るんで、このお金で可愛い服を買ってください」 「○万円送りました。今度逢って下さい。サイトを見ると、Hなことが好きそうですね。楽しみにしてます」
…どうでしょう。冒頭で申しました通り、私は投げ銭によって「良質なコンテンツを提供している人の助けになる」ことを期待しています。しかし上記のように、投げ銭を受け取ることによって変な責任が生じてしまう可能性もあるわけです。これでは気軽に投げ銭を受け取ることが出来なくなってしまいます。何がいけないのでしょうか。 それは投げ銭する人・される人の両者とも、投げ銭に対する意識が合っていないことが原因と考えられます。投げ銭とはこういうものだ、というルールを共有していないと、様々な問題が起こると思われます。 では次に、「Web投げ銭」について明確に定義してみたいと思います。
|
メニュー |
submenu |
|