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rpin01s.gif (1254 バイト)2-1 Web投げ銭の実現検証

では、現在提供されているサービスを用いて、先に紹介した「投げ銭システム」を実現することは可能なのでしょうか。様々なサービスを列挙した上で、比較検証してみたいと思います。みなさんも、以下の項目に注目してご覧ください。

 (1)投げ銭する人のデメリットが少ないこと。
     → 手数料が少ないこと
     → 振り込みを行う手間が少ないこと

 (2)投げ銭される人のデメリットが少ないこと。
     → 手数料が少ないこと
     → プライバシーが守れること
     → お金を引き出す手間が少ないこと

 メリットを◇、デメリットを◆で表記してみました。

▽金融機関系▽

郵便貯金 言わずと知れた郵便局のサービス。

◇普及率が高い
◇振替口座により匿名で口座が作れる
◇振り込み手数料が割安
◇インターネット対応(要申し込み)
◆振替口座へ入金された場合、郵便局まで行く必要がある

 

ジャパンネット銀行 ネット銀行最大手。Yahoo!オークションでも利用できる。

◇ネット銀行として一番普及している
◇普通の銀行と同じく、口座自体に汎用性がある
◇ジャパンネットバンク間の振り込みなら52円(i-modeなら10円)
◆振り込んでもらうためには自分の本名を公表する必要がある
◆預金が一定額以下ならば口座維持手数料が必要

 

eBANK 小額決済に特化したネット銀行。他のネット銀行にくらべて特徴的なサービスが多い。

◇口座開設が非常に簡単
◇維持手数料等が不要
◇個人間なら送金手数料が無料
◇口座番号さえ知っていれば振り込みできる

 

▽決済系▽

Wisp インターネットにおいて、クレジットカードなどの個人情報を入力する必要のない決済システム

◇振り込みの操作が1クリックで済む
◇料金はプロバイダ代として請求される
◆加盟店が対象であり、個人は対象外?
◆学校・会社からでは振り込みできない?

 

ViVa!投げ銭 BIGLOBEのNPO支援システム。

手順が簡単でイメージしやすい
◇料金はプロバイダ代として請求される
◆NPOなど団体向け、個人は対象外?
◆振り込むためにBIGLOBEの会員になる必要がある(無料)

 

▽プリペイド・メール送金系▽

PAYPAL

メールアドレスが口座番号になっており、そこに対してお金を送ってもらう。

◇一部制約があるものの、振り込み手数料は無料
◇アメリカでは広く普及している
◆アメリカの銀行口座にしか出金できない
◆ホームページが英語表記

 

WebMoney

Web上でお金のかわりにポイント(仮想マネー)をやりとりする。

◇メールでポイントを送付できるサービス有り
◆購入に手間がかかる
◆換金できない

◆入手に手間がかかる

 

BitCash 事前の申し込みを必要としない、プリペイド方式の小額決済システム。

◇振り込み者は事前のユーザ登録が不要
◇匿名の振り込みが可能
◆入手に手間がかかる
◆団体向けで、個人は対象外?

 

 いかがでしょう。私は、今の時点でWeb投げ銭を実現するには郵便貯金」「eBANK」の二つが有力だと考えます。

 ここで一つ注目していただきたいのは、「eBANK」が今年の秋ごろをメドに「PAYPAL」の日本版サービスを行う予定だということです。つまり半年後には、メールでお金を送るシステムが実現する可能性があるのです!このサービスが使えるようになれば、Web投げ銭に使うシステムとして決定打となるでしょう。ですが、それに伴って様々な問題が発生すると思われます。

 

 次に、日本版PAYPALについて考えてみたいと思います。

 

3.PAYPALによって何が起こる?

 

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