よりもい聖地 南極の旅(1) 「中年にひゃくまんえん」

2019年1月31日

よりもいと私

君は、「宇宙よりも遠い場所」通称「よりもい」を見たか。

 

南極に行く方法

まずは南極へ行く方法を調査調査ァ!そもそも行けるの??本当に行けるの??

いまから南極地域観測隊に参加するのは、年齢的にも専門性からも厳しい。隊員に色仕掛けして密航するほうが、まだ確率は高そうである。なんなら脱ぐ覚悟はできてるが。

 

とすると、現実的には、旅行(ツアー)だな、と。

 

検索してみると、南米⇔南極のツアーで、ざっくり100万円。日本からのツアーだと、だいたい2週間の旅程で180万円が最安値といったところ。そこにポートチャージや船内チップ、税金にクルーズ保険を入れて、コミコミでざっくり200万弱。

 

2週間で、200万円。

 

高ぇ…… orz

 

確かに、200万円という金額は大きい。とてつもなく大きい。松屋の牛めしだったら6250回食べられる。一日3回食べても5.7年食べられる。「親を人質に取られてるの?」というレベルで食べ続けられる。「牛めし」と書いて「えいえん」と読ませられるぐらい食べられる。

しかし、200万という金額、絶対に払えないか、余っている内臓を軽やかに売らないと払えないか、と言われると、そうではないのである。

この歳まで独身を貫き、サラリーマンを続けながら夜間休日はネットに没頭し、紙絵師のエロ画像を「感謝っ……圧倒的感謝っ……!!」と拝んでいる生活を続けると、多少の蓄えはできるものである。

なにせ独り身で、生命保険にすら加入していない私。入院・失職・逮捕などに備え、多少の蓄え、しかるべき備えは、あることはある。

その「保釈金を払ったつもり貯金」を確認したところ、残高がだいたい160万程度。南極ツアー料金と一致していたのである。

 

そして私事ながら、ろじぱらも先日、開設から20周年を迎えた。ネットに人生を捧げ、ネットとともに生きてきた20年の節目……2019年1月20日の数日後が、南極ツアーの出発日なのだ。

 

この区切りの良さは何だ。

 

行けってことじゃないのか?

 

神様が「行け」って言ってるんじゃないか??

 

200万円という金額は大きい。だけど、周りを見渡してみてほしい。アイドルとの握手券欲しさに数百万をつぎ込み、ダンボールの隙間で生きている者。ガチャを回すために数百万をつぎ込んだ挙げ句に結局お目当てが出ず、嗚咽・号泣・失禁をかます者。

この界隈には、自らの楽しみのために7桁以上の金額を突っ込む、ぶっ飛んだ大先輩が多数いらっしゃるではないか。

それに比べて、私の「よりもい愛」はどうだ??

しかもこちらはガチャではない。引けば必ず南極が出る、出現率100%の優しい世界である。

そして、いま、私の手元には、図ったように旅行金額と同額が刻まれた通帳がある。

 

 

行ける、のである。

メルカリに腎臓を出品しなくても、行ける、のである。

  

 

じゃあ何故行かないのか。定年後の楽しみにでも取っておくつもりか。 

このまま時間の余る定年まで待ったとして、それで南極旅行に行けるという考え自体がそもそも甘い。定年まで命が続くかもわからないし、そのときには資金がないかもしれない。健康上の理由で遠出が出来なくなってるかもしれないし、破廉恥な罪で服役しているかもしれない。(オッズ0.9倍の本命)

 

もう一度言おう。

しかし。

今なら、行けるのである。(まだ逮捕されていないから)

 

であれば、なぜ行かないのか。

何を躊躇する必要があるのか。

 

 

 

行こうぜ、宇宙(そら)の向こう側へよ……

 

 

 

こうして、私の南極チャレンジは幕を開けたのである――。

 

 

 

 

ろじっくぱらだいす20周年企画!

「よりもい聖地 南極の旅」

スタートです(≧▽≦)!!

 

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その2へ続く。