京都リアル脱出ゲーム 番外編
「終わらない修学旅行からの脱出」に
参加しました！(2)

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　【旅行スタート】

　いよいよバスは京都へと走り出しました！修学旅行のスタートです！

　しかし、いきなり脱出ゲームが始まるわけではありません。担任の先生（役のスタッフ）の指示のもと、バス内メンバで自己紹介などして過ごします。

　みなさんの話を聞くと、脱出歴も脱出成功率もまちまち。ほぼ全ての公演に参加している猛者もいれば、「マジックショーからの脱出」が初参加のビギナーまで、まあ参加層の幅広いこと！

　「マジックショーが初参加で、それで脱出成功して〜」

　などという脱出成功者の話を歯ぎしりしながら聞いたりしてね。あとね、男・女と並んだ席は、なんだか楽しそうでいいですな！キャッキャウフフな声を聞いていると、あれ？歯槽膿漏じゃないのに、血。

　◇

　この修学旅行バス、後ろのほうに空きスペースがあり、テーブルが置かれていました。

　先生：「さまざまなテーブルゲームを用意しているので、暇な人は後ろで遊んでください！」

　

　――みなさん、学生のころの修学旅行を思い出してください。クラスにいましたよね、率先してトランプなど始める人気者が。あなたはどちらのタイプでしたか？

　

　（A) 自らゲームを始めるタイプ。もしくは、他人のゲームにすぐ参加できるタイプ。

　（B) 本当は参加したいけど、恥ずかしいし緊張するし何を言っていいかわからないから、そっと寝たふりをするタイプ。

　

　（A)を選んだ人は(　ﾟдﾟ)帰れ！ここは貴方らのようなリア充が来るべき場所ぢゃない！

　というわけでね、絶賛（B)だったワタナベさんは、あらゆる感情を押し殺してじっとしていましたとさ。ふふふ、学生のときの修学旅行もこんな気持ちだったっけ……。こんな細部までシミュレートするだなんて、SCRAPったらイケナイ子なんだから……。あれ、歯槽膿漏って目からも出血するんだっけ？

　

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　【脱出スタート】

　途中、SAで昼食休憩を挟んだのち、

　「あなたたちは、謎を解かない限り、この修学旅行を終えることができません」

　いよいよ謎解きスタート！きたあああああああ！щ(ﾟДﾟщ)

　引率の先生から配られた用紙は、

　

　

　これだけ。

　え？

　「ではスタートです！」

　

　ええええええええ？？

　

　さっきまでテーブルゲームなどが置かれていた座席後方に先生が陣取り、生徒達を待ち構えております。どうやら、この謎を解き、先生のところに持って行って採点してもらう方式のようです。

　いやはや、まさかバス内でここまで本格的な脱出ゲームが始まるとは！確かにバス内から謎解きが始まるとは聞いていましたが、簡単なゲーム程度のお茶濁しだと思い込んでいたので、これは嬉しい驚きですよ！

　しかし、

　

　わからねええええ！！＿|￣|○

　方眼紙と、ちりばめられたアルファベット。文字に特段の規則性はないようだし……。

　さきほどまで和気藹々としていたバス内は一気に試験モードに。さすが東京から京都まで、わざわざ謎解きをしに行く連中ですよ。真剣さが違うっ！

　

　しかし、わからん……。

　まてよ、これはもしかして「バスの座席表」ではないのか？中央の黒枠は、補助席か？このバス内部にヒントがあったりして……？

　と、席から立ち上がり、バス内を見渡すと、後方にいた先生と目が合って、

　

　(　ﾟдﾟ)　……。

　

　(゜-゜)　……。

　

　(　ﾟдﾟ)　……。

　

　

(゜-゜) (。_。)　コクッ　＜頷いた

　

　

　

　(　ﾟдﾟ)　何が！？

　

　えっ、いまの何？いまのアイコンタクトは何！？

　――と軽くパニックに。後から聞いた話だと、私がもう謎を解いたと誤解して

　「うん、もう来て大丈夫だよ！」

　という合図だったそうです。　すいません自分まったく解けてませんでした。むしろ

　「うん、（バスの中を探す）その方針でいいんだよ！」

　というサインと勘違いして、しばらくバス内を観察する私。謎のヒントは得られず。当然です。

　ってことは、

　この1枚で問題は完結してる、ってことだな……。うーん、うーん、うーん、うーん（以下10分ほど考え中）

　

　あっ！

　

　解けたああああああああ（≧▽≦）

　

　解いた紙を持っていくと、新たな問題が！

　

　

　これはすぐに解答！正解！

　

　……といった問題を4問解き、なんとかクリアー！本番前ですが、こいつはなかなか縁起がいいぜ！

　あ、問題の解答は載せないので、自分で解くなり他の人のレポを見るなりしてください。みんなもあの苦労を味わういいと思うよ！車酔い感と焦燥感にまみれた旅路の片鱗を皆さんにプレゼント☆

　あと、当然のごとく車酔いでやられる人が出現。仕方ないね。

　

その３へ続く。

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