60ポイントの羞恥心
「2月28日で期限切れるポイントが60ポイントあります!」
って、某バーコード決済サービスから通知が来ました。
60ポイント。つまり60円。
このポイント、絶対に、失ってはならない。
だって60円ですよ?世が世なら、大卒の初任給に匹敵する金額ですよ?60円もあったら、神社で
「お賽銭に50円出すと、『五重の縁がありますように』って意味なんだって」「えー、私がいるのに、まだ縁がほしいの?」「あっはっは、ごめんごめん(はぁと)」「もー、ばかー(はぁと)」
みたいなカップルの鼻の穴に10円玉と50円玉を詰めて「釣りはいらねぇぜ」ってスピードワゴンばりにクールに去ることもできるんですよ?50円玉1枚で払えたのに?
そんな60ポイント、失効前にかならず使ってやろう、とポイントが使えるお店を検索したわけです。そして最寄りのコンビニが使えると判明しまして、何を買おうか計画を立てました。この労力、すでに60円分使ってる気がしなくもないけど。
コンビニに行き、カゴにビールを数本入れ、無人レジへ向かいます。バーコード決済に慣れてないからね。人がいない方がゆっくり処理できるもんね。
ビールのバーコードをスキャンし、いざバーコード決済!と選択すると、
「年齢確認のため、店員を呼びます」
おおう。結局店員さんが来るわけです。「年齢確認よし!この人、どう見てもオッサン!」と心の中で思ったかどうか知りませんが、成人認証してくれて、さあいよいよバーコード決済だ!……と見ると、
「全額バーコード決済」
私の持っているポイントでは、今回の会計に足りません。
ワタナベ「あのー、これって差額は別に払う、ってできるんですか?」
店員「あーすいません、全額これで決済しないとダメなんですよー」
いやいやいや!今日ポイント使いたいのに!あ、そうか!ビールを半分に分けて、半分はバーコード決済にして、もう半分は別に決済すればいいんだ!そうか!「買い物取り消す」をして、バーコードを読んで、
「年齢確認のため、店員を呼びます」
(゚Д゚)わー!!!!まただー!!ほんとすいません!何度もすいません!あ、あと半分は現金で払います!「年齢確認のため、店員を呼びます」(゚Д゚)わーーーーーー!!
レジ前でめちゃくちゃ右往左往しましたね。40にして惑わず、と言いますが、44歳にして60円で惑いまくりです。でも、そういうところ、可愛いよね、私……。